四字熟語

この記事は約 7 分で読めます。

今回のテーマは「深い意味」です。

 

普段の生活で四字熟語の使用頻度は

少ないのかもしれませんが、

いざキャッチフレーズや手紙など

「相手に響く言葉は無いかな?」

「深い意味がある言葉は?」

などの熟語が見つけたいですよね。

 

普段使わないからこそ、相手に印象が

付きやすい言葉とも言えます。

ことのは先生
ことのは先生
四字熟語を
ただリストで
見るだけでなく、
独自の目線で
紹介していきたい
と思います。

それでは、

最後まで読んで頂けると嬉しいです。

「深い意味」のある四字熟語11選!

①「一期一会」

一期一会

一期:いちご
一会:いちえ
漢字検定準2級
ことのは先生
ことのは先生
「一期一会」は
「一生に一度の、
二度とない
出会いや機会」
を指します。

<意味の解説>

「千載一遇(せんざいいちぐう)」

も似た意味の四字熟語ですね。

 

「一期一会」は

「一期」生まれてから死ぬまで

「一会」一度の人の集まり

を表す仏教由来の言葉です。

 

もとは茶会の心得の一つで、

「一回一回の茶会が一生で一度、

もう二度と同じ会はないと考えて、

大切にしなさい」

という意味でした。

 

そこから転じて、

「一回起こったら二度と起こらない

ものだと思う心構え」

を表す四字熟語になりました。

 

自分の目の前にいる友達を

「一期一会」とは

感じにくいかもしれないですが、

「同じ性格や価値観を持った友達と

再び会うことは無い」

と考えると実感が湧くと思います。

 

目の前にいる友達へ思ったこと、

ちゃんと伝えていますか?

 

今ある「縁」を「一期一会」

だと思って大切にしましょう。

 

②「雨過天晴」

雨過天晴

雨過:うか
天晴:てんせい
漢字検定5級
ことのは先生
ことのは先生
「雨過天晴」は
「悪い状況が
一転して良い方向
へ向かうこと」
を指します。

<意味の解説>

これは「雨が降った後には

必ず空が晴れること」から転じて、

できた四字熟語です。

 

また、「青磁」という磁器の、

青空のような色を形容して

使われこともあります。

 

「止まない雨はない」

という言葉も、「悪いことが

ずっと続くわけではない」

という意味で、よく似ていますね。

 

受験だったり、資格取得だったり、

クラブだったり、長い間努力を

重ねなければいけない時が

あると思います。

 

失敗してしまった、つまずいた、

スランプに陥ってしまった…

そんなときに

思い出して欲しい四字熟語です。

 

③「以心伝心」

以心伝心

以心:いしん
伝心:でんしん
漢字検定5級
ことのは先生
ことのは先生
「以心伝心」は
「言葉や文字
を使わずに、
心と心で互いの
意志や気持ちを
理解し合えること」
を指します。

<意味の解説>

もともとは禅宗の言葉で、

仏法の悟りや真理を、

師と弟子の心を通わせることで

師から弟子へと伝えることを

意味した言葉です。

 

訓読すると、

・以心:心を以(もっ)て

・伝心:心に伝(つた)う

となります。

 

「以心伝心」は長年

寄り添った老夫婦のような

心のつながりの強さが分かる

四字熟語ですね。

 

④「管鮑之交」

管鮑之交

管鮑:かんぽう
之交:のまじわり
之交:のこう
漢字検定1級
ことのは先生
ことのは先生
「管鮑之交」は
「お互いのことを
理解しあっていて、
利害を超えた
信頼の厚い友情」
を指します。

<意味の解説>

この四字熟語は、中国故事での

管仲(かんちゅう):貧民層

鮑叔牙(ほうしゅくが):富裕層

という、2人の人が由来となります。

 

幼い頃から仲のよい二人は、

「鮑叔牙は商売の分け前を

管仲が余分に受け取った時も非難せず、

管仲を宰相の位に推薦したり

親密な関係は生涯変わらなかった」

という故事からきています。

 

どんな時代でも、垣根を飛び越えた友情の

大切さを感じる四字熟語です。

 

また、同じ意味ですが、

ニュアンスがもう少し大きい

「一衣帯水(いちいたいすい)」

と言う四字熟語もあります。

 

陳国の悪政により庶民が

飢えと寒さで苦しんでいたときに、

隣国の文帝が

「たった一本の帯のような川で

隔てられているからといって

民を見捨てることはできない」

といって陳国を討伐したという

中国の故事からきています。

 

そこから転じて、

「互いの関係が非常に深いたとえ」

も表しています。

 

表面上は同じ意味ですが、

「管鮑之交:友情・愛情」

「一衣帯水:社会的な関係」

に使うと良いですね。

 

⑤「朝三暮四」

朝三暮四

朝三:ちょうさん
暮四:ぼし
漢字検定5級
ことのは先生
ことのは先生
「朝三暮四」は
「目の前の利益に
目が行って、
結果が同じことに
気が付かずに
騙されること、
そう仕向ける人」
を指します。

<意味の解説>

この熟語は中国の寓話で

サルに餌を与えようとした時

のお話が由来となっています。

 

得られる食べ物の数は

同じなのにも関わらず、

「夜にあげようと言った時より

すぐに食べることが出来る

朝にあげようと言った時の方が喜んだ」

という話です。

 

つまり、早く結果が出ることを

求めてしまうがゆえに、

「英語がすぐに上達します!」

「すぐにやせます!」

と言われるとその商品を

買ってしまいませんか?

 

もちろん、その言葉に

しっかりとした裏付けがあるのなら

良いのかもしれませんが、

もしかしたら誇張かもしれません。

 

まずは、冷静にその言葉について、

正しいか間違っているかを

考えるようにする大切さを

説く四字熟語ですね。

 

⑥「蘭桂騰芳」

蘭桂騰芳

蘭桂:らんけい
騰芳:とうほう
漢字検定準1級
ことのは先生
ことのは先生
「蘭桂騰芳」は
「子孫が繁栄する
ことの例え」
を指します。

<意味の解説>

植物の「蘭(らん)桂(かつら)」が

立派に成長して香り立つ、

ということからきています。

 

「蘭」と「桂」は

共に香草・香木の一種で、

君子の特徴や子孫を例えた言葉です。

 

植物も動物も人間も、皆が立派に

成長しながら子孫を残していきます。

 

子供ができる1人1人の影響は

少ないかもしれませんが、

その全てが今の社会を作っている

と考えさせられる四字熟語ですね。

 

⑦「水滴石穿」

水滴石穿

水滴:すいてき
石穿:せきせん
漢字検定準1級
ことのは先生
ことのは先生
「水滴石穿」は
「小さい力でも
積み重なれば
強大な力に
なる例え」
を指します。

<意味の解説>

「水滴」は一滴の水

「石穿」は石に穴をあけること

を表しています。

 

合わせると、

「水滴も同じ位置に落ち続ければ、

いずれ石に穴をあけることができる」

となり、強い力を表しています。

 

私達の生活では

・力が合わせれば何でもできる

・努力を続けることの大切さ

などの大切が分かる四字熟語ですね。

 

また、

「点滴穿石(てんてきせんせき)」

も同じ意味を持っています。

 

⑧「温故知新」

温故知新

温故:おんこ
知新:ちしん
漢字検定5級
ことのは先生
ことのは先生
「温故知新」は
「以前に教えて
もらったことや
昔の事を今一度考え、
そこから新しい
知識を得ること」
を指します。

<意味の解説>

「温」肉が溶けるくらい煮詰める

「故」昔のこと

「知」知ること

「新」新しいこと

の漢字一文字から

「古くに習ったことを忘れず、

大切にしておくこと」

を表す四字熟語になりました。

 

新しいことを知るのは

とても楽しいことですし、

好奇心をそそります。

 

しかし、今まで勉強してきたこと、

すでに知られていることにも

何か新しい、好奇心を

そそるようなものが

隠れているのかもしれません。

 

そんな過去を大切にする気持ちを

思い出させてくれる言葉ですね。

 

⑨「付和雷同」

付和雷同

付和:ふわ
雷同:らいどう
漢字検定級
ことのは先生
ことのは先生
「付和雷同」は
「自分で意見を
持たずに、
他人の意見に
同調すること」
を指します。

<意味の解説>

「雷同付和(らいどうふわ)」

と書いても問題ありません。

 

この四字熟語は

自分で決めた意見を持たず、

他人の意見に任せる

を意味する「付和」と、

雷が一度鳴ると様々なものが

一緒になって響くように、

他人が出した意見を

一緒になって支持する

を意味する「雷同」でできています。

 

これは反面教師のような

四字熟語だと思っています。

 

自分の意見を持つことは

難しいかもしれません。

 

しかし、まずは伝えないと

何を考えているのか

誰にも気づいてもらえません。

 

まずは自分が思ったこと、

口に出すことから始めてみませんか?

 

⑩「喜怒哀楽」

喜怒哀楽

喜怒:きど
哀楽:あいらく
漢字検定3級
ことのは先生
ことのは先生
「喜怒哀楽」は
出来事に対して、
人々が感じる感情
「喜び・怒り」
「哀しみ・楽しさ」
の四つをまとめた
「人の感情の動き」
を指します。

<意味の解説>

これは中国の書物「中庸」に

記されていたもので、

「人の複雑で一概にまとめられない

感情のほとんどを、

この喜怒哀楽で網羅することが出来る」

と書かれています。

 

最近起きた出来事について、

あなたはどう感じましたか?

 

極限まで簡単な表現にしてみると、

この四つのどれかで

言い表せるのではないでしょうか?

 

心理学という学問が発達した今も、

人の感情は複雑で、

まとめることが困難だという

姿勢は変わっていません。

 

しかし、この書物は

なんと紀元前に書かれているのです。

 

こんな昔から感情の真理を

理解した人がいたのは驚きですね。

 

⑪「起死回生」

起死回生

起死:きし
回生:かいせい
漢字検定5級
ことのは先生
ことのは先生
「喜怒哀楽」は
一度は絶望のふちに
立たされるが、
転じて良い方向へ
進むこと
を指します。

「起死」は「死にかかった状態から生き返る」

「回生」は「生き返らせる」

これらが合わさり、

「どんなに追い込まれてても、

盛り返すことができる」

ということを表しています。

 

わたしたちの生活でも、一度の失敗で

諦めてしまうことがあると思います。

 

しかし、失敗したとしても

諦めないで食らいつくことで、

希望が見えてくるという力強い

メッセージ性のある四字熟語ですね。

まとめ
まとめ
今回の四字熟語
「一期一会」
「雨過天晴」
「以心伝心」
「管鮑之交」
「朝三暮四」
「蘭桂騰芳」
「水滴石穿」
「温故知新」
「付和雷同」
「喜怒哀楽」
「起死回生」

あなたが一番深いと思った四字熟語は?

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いかがでしたか?

こんな四字熟語を知りたかった!

と1つでも思ってもらえたら嬉しいです。

 

他にも四字熟語を

「カッコいい」「怖い」「難しい」

などのテーマでもまとめているので、

この記事を楽しんでもらえた方は

こちらも読んでみて下さいね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。