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今回のテーマは「かっこいい」です。
普段四字熟語を使うことは
あまり無いかもしれませんが、
いざ使うときになると
「雰囲気の良く見える四字熟語は?」
「意味がカッコいい言葉は?」
などと思うこともありますよね。
「信念」などは
カッコいいですね。
では、漢字四文字はどうでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
「かっこいい」四字熟語11選!
①「一騎当千」
当千:とうせん
漢字検定3級
1.一人で大勢の敵を
相手にできる程強い。
2.ずば抜けた
能力や経験の例え。
また、そのような
能力を持つ勇敢な人。
等を指します。
<カッコイイと思う理由>
この四字熟語は聞いたことある方も
多いと思いますが、実は
「いっきとうぜん」とも読めます。
雑学はさておき、
「一騎」は「一人の騎兵」
「当千」は「千人の敵と当たる」
ことを意味しています。
そこから、
「一人で千人と戦える程強い」
という意味をなしています。
現代社会でも、仕事が優れた人物や
スポーツや趣味でスゴイことをした人
などを称賛するのに使う、
とてもカッコイイ表現の四字熟語ですね。
②「文武両道」
両道:りょうどう
漢字検定5級
「学問と武道。
その両方に
優れていること」
を指します。
<カッコイイと思う理由>
「文」は文学、学問、芸術などの道
「武」は剣術、柔術、弓術などの道
「両道」は二つの方面を表しています。
もともとは、武士に必要とされた
学問と武道を指す言葉でした。
現代では、主に
「勉学、スポーツどちらも優れている」
と言う意味で用いられます。
しかし元は武士、現代で
「文武両道」と呼ばれる人には
織田信長、真田幸村など
誰かしらの有名武将を
彷彿させる人物なのかもしれまんね。
③「七転八起」
八起:はっき
漢字検定5級
「何度失敗しても
くじけずに、
立ち上がって
奮闘しやり抜く」
ことを指します。
<カッコイイと思う理由>
「ななころびやおき」とも読まれ、
「七回転んでも八回起き上がる」
ということが意味の由来です。
転ぶ(失敗)は
カッコわるいことでは無く、
起き上がる(挑戦)は
カッコいいと思わせてくれる、
そんな四字熟語ですね。
また、ここから転じて
「人生の浮き沈みが激しいたとえ」
という意味で用いられることもあります。
④「一蓮托生」
托生:たくしょう
漢字検定準1級
「何があろうとも
行動や運命を
ともにすること」
を指します。
<カッコイイと思う理由>
もともとは仏教用語で、
「生前に徳を積んだ者は
極楽浄土に往生して、
同じ蓮の花の上に生まれ変わる」
という意味の言葉です。
それが転じて、
「結果の良し悪しにかかわらず、
最後まで運命をともにする」
という意味をなしています。
家族、親友、妻子、ペットなのか、
はたまたビジネスパートナーなのか、
あなたにとっての
「一蓮托生」の人は居ますか?
⑤「有言実行」
実行:じっこう
漢字検定5級
「自分が言ったことを
確実に実行する」
を指します。
<カッコイイと思う理由>
「有言」は「実際に口に出す」
「実行」は「行動する」
を表してます。
これを合わすと
「口に出して行動する」となり、
気持ちを高めるまたは鼓舞することを
表してます。
よくアスリートの方が
・試合前に勝つと明言し、実際に勝つ
・言うことにより、自分を奮い立たせる
と、自分に自信が無いとできない
カッコいい四字熟語だと思います。
⑥「直王邁進」
邁進:まいしん
漢字検定1級
「迷わず突き進む」
ことを指します。
<カッコイイと思う理由>
「直王」は、「ひたすらまっすぐ進む」
「邁進」は、「突き進んでいく」
を表します。
自分自身に対し
・周りの意見も大事だが、
自分の考えが正しいと思ったら実践する
・自分でよく考えて、
後悔がないように実行する
目標や目指すものがある時に、
使われる四字熟語ですね。
先ほどの「有言実行」は
「言ったことを実行」に対し、
この「直王邁進」は
「決めたことをやり通す」
と言った強さを感じる熟語です。
ちなみに、「直王邁進」の類義語に
「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」
があります。
「勇往邁進」の意味は
「目的に向かって、勇敢に進む」
となります。
⑦「花鳥風月」
風月:ふうげつ
漢字検定5級
「美しい自然の風景」
を指します。
<カッコイイと思う理由>
「花」「鳥」「風」「月」とは
それぞれが自然の代表的な
風景や美しさを示すとともに、
詩や歌などを楽しむ為の
風流表す四字熟語になりました。
かつて世阿弥の記した『風姿花伝』に、
「~花鳥風月の事態、
いかにもいかにも細かに似すべし」
つまり「花鳥風月の様子は
丁寧に丁寧に事細やかに記録しなさい」
と書かれていたそうです。
今も綺麗な花や愛らしい鳥、
様々な名前が付いた風や
月の満ち欠けが
私たちに風流を感じさせてくれます。
そのくらい「花鳥風月」は
昔から美しさが廃れないまま、
四字熟語としても残されています。
そして忙しい現代社会の中でも
そういったことに目を向け、
美しいと感じれる心の余裕を持つ人は
本当にかっこいい人なのかもしれませんね。
⑧「独立独歩」
独歩:どっぽ
漢字検定5級
「他人に頼らずに
自分で決めて
我が道を進む」
を指します。
<カッコイイと思う理由>
「独立」は「自分の思い通りにやる」
「独歩」は「他人の力は頼らない」
を表してます。
これを合わせて、
他人には頼らず、自分だけでこなす
ことを表します。
経営者が
・同業者には頼らず、
1人で会社を大きくした
・周りには反対されたが、
自分を信じてきたから今がある
というような、とにかく
1人の力で成し遂げている人が
使えるような四字熟語ですね。
「独立独歩」は有名ですが、実は
「独立独行(どくりつどっこう)」
とも言います。
意味は、「他人に頼ることなく、
己の力で信じる道を進む」です。
⑨「孤注一擲」
一擲:いってき
漢字検定1級
「ここぞと言う時に
決着をつける事」
を指します。
<カッコイイと思う理由>
「孤注」は「一か八かの勝負」
「一擲」は「一度だけ投げる」
を表します。
これを組み合わせると、単に
ギャンブルのような言葉ではなく、
・成功したことがない技で勝負する
・相手が自分より強くても挑む
のような状況で使える、
挑戦する心が見える言葉です。
⑩「不撓不屈」
不屈:ふくつ
漢字検定1級
「苦難があっても
途中で挫折しない」
ことを指します。
<カッコイイと思う理由>
この四字熟語は「不屈不撓」
と書いても問題ありません。
「不撓」は
「困難が襲ってきても心は挫けない」
「不屈」は
「どんな困難においても貫く」
を表します。
挫折せず前進する姿を示し、
頑張る姿をかっこよく表現している
四字熟語のように思います。
「不撓不屈」の類義語に
「勇猛精進(ゆうもんしょうじん)」
があります。
意味は「勇気を持ち、
1つのことに打ち込む」ことです。
⑪「自由闊達」
闊達:かったつ
漢字検定1級
「周りを気にせず
思いのまま行動する」
を指します。
<カッコイイと思う理由>
「自由」は「気まま」
「闊達」は「小さな事にこだわらない」
を表します。
「自由闊達」の語源は
古代中国まで遡ります。
漢の時代の『後漢記』の中に
「皇后の親戚が、
役職を勝手に決めていた。」
という内容がありました。
これが自由に、そして
束縛されない。つまり
「人の命令に、執着しない」
のような意味に変わりました。
このことから「自由闊達」という
四字熟語ができたと言われてます。
今の時代、やはり仕事や家族内でも
色々命令されることはあると思います。
もちろん従うことも大切ですが、
自由気ままにしていても
それが許されるような。
そんな尊敬をされている人間は
最もカッコいい人なのかもしれませんね。
「一騎当千」
「文武両道」
「七転八起」
「一蓮托生」
「有言実行」
「直王邁進」
「花鳥風月」
「独立独歩」
「孤注一擲」
「不撓不屈」
「自由闊達」
どうでしたか?
この記事を楽しんで頂けた方は
「カッコいい漢字一文字、二字熟語」
などもあるので、良ければ
こちらも読んでみて下さいね。
この記事の監修者
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