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今回解説するのは日本の代表的な
果物ベスト5には入る「リンゴ」です。
世界的にも古くから有名な果物で、
世界のスーパーで売られていない所は無い
というほどポピュラーな果物です。
医者いらず。
と言われる程
健康にも良い果物です。
これほど人気があるにも関わらず、
「リンゴの漢字が異様に難しい」
と言うことです。
そこで今回は「リンゴ」の漢字から由来まで、
徹底的に紹介していきたいと思います。
「リンゴ」の漢字は?
「リンゴ」は「林檎」と書きます。
まず、それぞれの漢字を見ていきましょう。
音読み:リン
訓読み:はやし、おお(い)
漢字検定:10級
意味は「木が集まった状態、人が集まった様子」
などがあります。
よく使われる二字熟語は
「森林・林間・林業」などがあります。
音読み:ゴ、キン、ゴン
訓読みは無し
漢字検定:準1級
意味は「リンゴ、バラ科の落葉高木」
などがあります。
この「リンゴ」元々の原産は
アジア西部からヨーロッパの東南部あたりです。
その林檎が日本には奈良時代に
中国を経由して伝来した記録があり、
その際に漢字「林檎」も持ち込まれました。
「リンゴ」のもう一つの漢字とは?
実はリンゴは「林檎」と書く以外に
「苹果」という漢字で書く場合があります。
音読み:ヘイ、ヘン、ベン
音読み:ヒョウ、ビョウ、ホウ
訓読み:うきくさ、よもぎ
漢字検定:1級
意味は訓読みそのまま
「うきくさ、よもぎ」などがあります。
音読み:カ、ワ、ラ、カン
訓読み:は(たす)、は(てる)
訓読み:おお(せる)、くだもの、はか
漢字検定:7級
意味は「くだもの、はたす、できばえ」
などがあります。
よく使われる二字熟語は
「青果・結果・果敢・因果」などがあります。
この漢字が中国では「ピングオ」と読まれ、
当時「林檎(リンゴン)」と交じり合った結果
「リンゴ」と読むようになりました。
現代でもリンゴのことを中国では、
「苹果(萍果)」と書いています。
「リンゴ」の語源「来禽」の由来とは?
最後に、
「なぜ漢字で林檎と書くのか?」
という疑問を見ていきたいと思います。
まず、そもそも「リ・ン・ゴ」という読み方は
当初「リンキン」「リンゴン」
と言った読まれた方をしていました。
日本に渡来した当時には「リンゴウ」と訛り、
江戸時代初期に「リンゴ」と読まれる
ようになったという説が有力です。
さらに、書き方も当初は「林檎」ではなく
「来禽」と書かれていました。
「来」については二つの説があり、
①「リンゴの自生地域が林にあり、
リンゴを木実として捉えられたことから
「林(ハヤシ)」の意味に変化した」
②「リンゴを自家栽培し始めた
人名「林(りん)さん」に因んだ」
という説があります。
「禽」という漢字の意味は、
中国ではいろいろな鳥類を総称して
名付けられた漢字になります。
リンゴは多くの鳥のエサとして見られており、
「鳥が来る果物」
という意味が由来しています。
その後、この「禽」という漢字の
鳥類というイメージが薄れ、
「木になる果物のリンゴ」
から「木」が辺につき
「檎」となったと言われています。
どうでしたか?
今回はリンゴの漢字をかなり深堀りしてみました。
ちょっと複雑だったかもしれませんが、
「ためになった!」と思ってもらえたら幸いです。
この記事の監修者
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