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二字熟語と言うと、
キャッチコピーや手紙などに
用いることも多いですよね?
しかしそんな時、
「何か深い意味がある言葉が良いな」
「相手に響く言葉は無いかな?」
などと思うことはありませんか?
二字熟語を一覧に
するのではなく、
その深い意味を
考えながら
紹介していきたい
と思います。
では、さっそく見ていきましょう!
「深い意味」のある二字熟語11選!
①「向学」
「こうがく」
◇向の意味
「何かを目標に進んでいくこと」
◇学の意味
「勉学・学問」
「勉学や学問に対して
何らかの目標を持ち、
積極的に学んで
いくこと」
を表す二字熟語です。
<深い意味だと感じる理由>
まさに今、この記事を読んでいる
皆さんに当てはまる言葉ですね。
「向学」と言うと、「後学」「好学」
と同じ読み方の二字熟語がありますが
三つとも少しニュアンスが異なります。
これらは
後学:後々役に立つと考えられる知識
好学:学問を好むこと
を意味します。
「向学」を持つことはとても大切ですが、
いきなり何らかの目標を見つけ
それに向けて努力できるような
「向学」を持つことは難しいでしょう。
それでも。継続していけば、
次第に分からないことが分かるようになる
楽しさに気づいたり、
「勉強って面白いんだ」
と感じることが出来れば、
それ自体が大きな才能と言えるでしょう。
②「開花」
「かいか」
◇開の意味
「はじまる」
◇花の意味
「花」
1.植物の花が咲く
2.文化が盛んになる
3.良い成果が現れる
等を表す二字熟語です。
<深い意味だと感じる理由>
私達がよく聞くのは「桜が開花する」
ですが、
「才能が開花する・努力が開花する」
などの比喩的表現でも使えます。
花はその一瞬の為に、
長い時間をかけて花を咲かせます。
「努力が実を結ぶ」と言いますが、
開花すると言うのは簡単なことではない
本当に努力した人のみが
達成できることなのかもしれませんね。
③「成就」
「じょうじゅ」
◇成の意味
「成し遂げる」
◇就の意味
「ゆく」
「計画したり
望んだものが
その通りになる。
また、
成し遂げること」
を表す二字熟語です。
<深い意味だと感じる理由>
「成」も「就」も
「成し遂げる」という意味を含み、
二つの漢字を用いることで
「大きな物事や望みを成し遂げる」
という意味が強調されています。
「恋愛成就」「大願成就」という
四字熟語でもよく聞きますが、
実は「成就」という二字熟語は
「神頼みではなく自分の力でつかみ取る」
という意味合いが強いです。
願うだけでは現実は何も変えれない、
そんなことを思わせる二字熟語ですね。
④「歪曲」
「わいきょく」
◇歪の意味
「ゆがんだり、ひずみが
生じたりすること」
◇曲の意味
「物事がねじれること」
「物事の情報が
誰かによって
ゆがめられたままで
人に伝わっていくこと」
を表す二字熟語です。
<深い意味だと感じる理由>
もう少し分かりやすい言葉で言うと、
「偽造(ぎぞう)」「捏造(ねつぞう)」
などがあります。
「歪」は分解して読むと、
「不正」となります。
現代社会ではSNSが広がり、
不正な情報も飛び交っている時代。
こんな時代だからこそ、
ネットの情報だけを信じるのではなく
「正しい事柄が歪められていないか?」
つまり、「歪曲」を疑う力が必要
と言えますね。
⑤「協力」
「きょうりょく」
◇協の意味
「力をひとつにする」
◇力の意味
「力」
「複数の人が
力を合わせて
物事にあたること。」
を表す二字熟語です。
<深い意味だと感じる理由>
よく見る簡単な漢字ですが、
「協と言う文字の十の意味」
を考えたことはあるでしょうか?
これは「寄せ集める」という意味を持ち、
「3つの力を集める」
さらに「協力」で
「4つの力を合わせる」
とでも言いましょうか。
「三本の矢は折れない」と言いますが
それだけでは足りないと言わんばかりの
力を合わせる大切さを説く二字熟語ですね。
⑥「熱誠」
「ねっせい」
◇熱の意味
「あつい」
◇誠の意味
「真実、まごころ」
・相手に対する
熱情のこもった誠意。
・真心が強く
こもっている様子。
を表す二字熟語です。
<深い意味だと感じる理由>
「熱意・誠意」はよく聞きますが、
「熱誠」はあまり知られて
いないのではないでしょうか?
熱意より紳士的に、誠意より情熱的に、
相手へ自分の心を伝えられる熟語ですね。
⑦「福籠」
「ふくろう」
◇福の意味
「幸せ、運気が良い状態」
◇籠の意味
「入れ物、容器」
「福が詰まっている」
を表す二字熟語です。
<深い意味だと感じる理由>
画像から、読み方だけで
「鳥のフクロウとかけたな?」
と思った方も多いでしょうか。
実は「フクロウ」はその生態や語呂から
「幸福の象徴」とされており、
漢字を変化させたものが多く存在します。
例えば、
苦労がないことを意味する「不苦労」
幸せに年を取ることを意味する「福老」
と表記されることもあります。
ところで、本当の「ふくろう」の
漢字を書くことが出来ますか?
正解は「梟」です。
覚えておけば、少し縁起のよさに
あやかれるかもしれませんね。
⑧「精進」
「しょうじん」
◇精の意味
「雑念がない」
◇進の意味
「進む」
1.雑念を取り去り
ひたすら仏道の
修行に取り組む
2.肉類を食べるのをやめる
3.一つの物事に集中して
努力し続ける
4.身も心も清らかに保ち、
慎み深い行いをする
等を表す二字熟語です。
<深い意味だと感じる理由>
「精進」という二字熟語、実は元々は
仏教用語で「修行に集中する」
という意味の言葉です。
そこから転じて、
「物事に一心に集中して努力する」
という意味を持つようになりました。
意味からも、無心や心身共に過酷さなどを
感じさせるまさに修行という言葉を
強調したような二字熟語ですね。
⑨「奏功」
「そうこう」
◇奏の意味
「物事を成し遂げること」
◇功の意味
「物事の効果や働き」
「効果が表れ、
物事が良い方向に
向かうこと」
を表す二字熟語です。
<深い意味だと感じる理由>
似ている言葉に「成功」があります。
「奏功」は、事が良い方向に向かうまでの
「過程」に焦点が当たっているのに対し、
「成功」は、事が良い方向に向かったという
「結果」に焦点が当たっています。
「奏」は「演奏」でよく見られます。
例えば、オーケストラは
たくさんの楽器が組み合わさった結果、
「音楽」として成り立ちますよね。
「結果が全てだ!」
と言われることが多いですが、
その結果に事を運ぶまでの過程を
見ることも、大切ではないでしょうか?
⑩「鼓舞」
「こぶ」
◇鼓の意味
「つづみを打つ」
◇舞の意味
「舞をまう」
「大いに励まして
気持ちを
高ぶらせること」
を表す二字熟語です。
<深い意味だと感じる理由>
太鼓や舞、古くから日本では、
これらで相手を励ましていたんですね。
今の時代では
様々な音楽や踊りがあります。
私達から見ると身近な娯楽の一つですが、
それらを試行錯誤して
私達に感動や勇気をくれている人へ
感謝することを忘れていけませんね。
ちなみに、
「鼓吹(こすい)」という二字熟語も、
「鼓舞」と同じ意味を持っています。
こちらは鼓を打ち、
笛を吹く様子が由来しています。
⑪「終焉」
「しゅうえん」
◇終の意味
「何かを終えること」
◇焉の意味
「この場所」
「生涯を終えること」
を表す二字熟語です。
<深い意味だと感じる理由>
「物事の最後」という意味を持つ
二字熟語では「終末、終了」もありますが、
これらは「生命の終わり」
というニュアンスを持ちません。
あなたにとっての「焉」はどこですか?
家族が暮らす実家でしょうか、
それとも旅行で行った
景色のきれいな場所でしょうか。
今すぐに生涯を終えることになる人は
少ないでしょう。
しかし、その時はいつ来るか分かりません。
この機会に、
「自分はどこで終焉を迎えたいのか?」
を考えてみてもいいかもしれませんね。
「向学」「開花」
「成就」「歪曲」
「協力」「熱誠」
「福籠」「精進」
「奏功」「鼓舞」
「終焉」
どうでしたか?
二字熟語だけでなく
「深い意味の漢字一文字、四字熟語」
もまとめているので
この記事を楽しんでもらえた方は
こちらも読んでみて下さいね。
この記事の監修者
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