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「大変忙しい。」など、

「大変」という言葉は程度の大きさを

表現する時に使われる事があります。

 

「大変」の類語を考えてみると、

日本語には程度を表す言葉が

いかに多くあるかに気付かされます。

 

そのため、簡単に他の言葉で

置き換える事ができますが、

それぞれの意味に違いはあるのでしょうか?

 

今回はそんな

「大変」の類語についてまとめました。

「大変」の意味は?

「大変」は「たいへん」と読みます。

 

意味は

「程度がはなはだしい事」

「大きな事件」

「物事が重大である事」

「苦労が並大抵でない事」

などがあります。

「大変」という漢字は

「たいへん」に当てはめたもので、

一般的に口語で使われる事が多くあります。

 

例えば、

「先生には、大変お世話になりました。」

などと使います。

「大変」の類語は?

①「とても」

例えば、

「とても遅くて間に合わない。」

と使います。

 

「とても」の意味は

「程度がはなはだしい事」

「どうしても」「どうせ」

などがあります。

「大変」と同じく、

口語で使われる事が多くあります。

 

否定の言葉を続ける事で、

「どれだけやっても」というように、

物事ができない事を強調する事ができます。

 

②「非常に(ひじょうに)」

例えば、

「今度の試験は、非常に難しい。」

と使います。

 

「非常に」の意味は

「並の程度ではない事」などがあります。

 

普通の程度ではない事を表し、

「大変」とそれほど違いはありませんが、

好ましくない事に使われる事が多くあります。

 

③「凄く(すごく)」

例えば、

「彼女の料理は、すごく美味しいです。」

と使います。

 

「凄く」の意味は

「程度がはなはだしい様子」などがあります。

 

同様の意味で、

形容詞の「すごい」を副詞のように

使う事も多くなっていますが、

それに違和感を覚える人も少なくありません。

 

④「極めて(きわめて)」

例えば、

「日頃の訓練のおかげで、

極めて冷静に対処する事ができた。」

と使います。

 

「極めて」の意味は

「程度がはなはだしい事」「この上なく」

などがあります。

 

これ以上はない状態を指す時に使われます。

 

この他にも、

程度がはなはだしい時に使う

⑤「大いに」⑥「はなはだ」⑦「格別」

意味を強める時に使う

⑧「著しく」⑨「並外れて」⑩「大層」

なども類語になります。

「大変」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「とても」
「非常に」
「凄く」
「極めて」
「大いに」
「はなはだ」
「格別」
「著しく」
「並外れて」
「大層」

「大変」の類語は多くある上に

意味も大きく違わないため、

簡単に置き換えて使う事ができます。

 

類語を考える時は、わずかな意味の違いに

気を配るようにできると良いですね。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。