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世の中には
「似通った言葉」=「類語」
がたくさん存在しています。
一目でそうとわかる言葉や
これも類語なのかと思う言葉まで様々です。
ここでは
「行う」の類語、その使い方
について見て行きます。
「行う」の意味とは?
まずは「行う」について
見てみましょう。
行うには
行動や動作を実践する
という意味があります。
使用する際には
- 「する」
- 「行う」
- 「やる」
の3つに分類されます。
「する」
サ行変格活用に属しており
一般的に様々な動作や行為
について表現する際に使われます。
例)仕事をする
どうすればいい?
こうしたらどう?
「行う」
ワ行五段活用に属しており
決まった事柄を改まった表現で
表す際に使われます。
例)改革を行う
協議は行われなかった
避難訓練を行います。
「やる」
ラ行五段活用に属しており
漠然とした動作や行為を
口語的な表現を用いて使われます。
例)さあ、やるぞ!
僕にやらせてください
今やっておく
やればできるんだ
「行う」の類語は?
「する」「行う」「やる」の言葉それぞれに
類語が存在しています。
その中の「行う」の類語を
細かく見て行きましょう。
類語にもどのような目的で
使うかによって類語も変わってきます。
- 実施する
- 実行、遂行する
- 集める、点火する
- 横断する
- 機能を実行する
- 従事する
全うする、果たす、終える、為す
成し遂げる、やり遂げる、致す
仕立てる、手掛ける、成す
為す、手掛ける、成す
執り行う、営む、挙行する、成す
為す、やる、致す、行なう
他にも様々な類語がありますが
その中でも代表的な物を
それぞれに挙げてみました。
見てもわかる通り、
重複している物も多々あります。
目的別と言っても元の言葉は
どれもが「行う」なので
重なる部分も多いのです。
上に挙げた「行う」の類語を見ていると
実際にどの言葉を選んだら良いのか
悩んでしまいそうです。
ですが、そんな場合でも
「行う」の意味を知り、
数種類の類語を覚えていれば
ほぼ大丈夫です。
ポイントは
「重複する類語を覚えておく事」
です。
「為す」や「成す」などは
行うを違う意味合いで使っていても
比較的類語としての
役割を果たしやすい言葉です。
海外の人がよく
「日本語は難しい」と口にしています。
日本で生まれ育った日本人でも
言葉の使い方には
迷いが生じる場合があります。
特に類語や対義語などは
その代表的なものです。
「もっと詳しく知りたい!!」と思った人は
一度さらにご自身で調べてみると
気付かないことが見つかるかも知れません。
この記事の監修者

- 現役の国語教師です。形式的なWeb辞書のようなものではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえるサイトを目指します。
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