迷惑

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「迷惑」と言う言葉からは、

大きな不快感を感じませんか。

ことのは先生
ことのは先生
英語だと
trouble
difficulty
bothersome
などでしょうか。

「迷惑」はほとんどと言って良いほど、

マイナスな行為が見られる場合に

使う言葉です。

 

では、今回はそんな「迷惑」を言い換えて、

少しでもやわらかい言葉にできるよう

意味、類語を紹介していきたいと思います。

「迷惑」の意味は?

読み方

「迷惑」の意味は、

「何らかの行為によって

他人が不快に感じたり、損すること」

「どうしたら良いのか悩むこと」です。

 

使い方は、

「人が訪ねるのを迷惑そうにしている」

「罪のない人を疑うなんて迷惑な話だ」

「彼の優しさが迷惑に感じられた」

などです。

「迷惑」の類語は?

類語

それでは、「迷惑」を言い換えると

どんな言葉があるのか見ていきましょう。

①「不都合(ふつごう)」

「不都合」の意味は、

「都合が良くないこと」

「良からぬこと(ふとどきなこと)」

「良からぬ様子」です。

 

使い方は、

「お客さんを迎えるのに不都合な部屋だ」

「あの従業員は不都合で解雇された」

「今のところは不都合はない」などです。

 

「万事不都合はない」と言うふうに、

「全てにおいて都合の悪いことはないこと」

を意味する使い方もあります。

 

②「支障(ししょう)」

「支障」の意味は、

「差し障り(差し支え)」

「さしさわること」

です。

 

使い方は、

「病気の症状が日常生活に支障を来す」

「現時点で業務に支障はない」

「道路工事で通勤に支障が出る」などです。

 

③「不便(ふべん)」

「不便」の意味は、

「便利でないこと」

「都合が良くないこと」です。

 

使い方は、

「駅から遠くて不便な場所だ」

「お客様に不便をおかけする」

「携帯電話がないと不便だ」などです。

 

④「面倒(めんどう)」

「面倒」の意味は、

「何かを行うのが簡単でなかったり、

手間がかかったりすること」

「スムーズに事が進まず煩わしいこと」

「世話をすること」です。

 

使い方は、

「面倒な仕事を引き受けてしまった」

「彼の質問に1つ1つ答えるのは面倒だ」

「子供たちの面倒を見る」などです。

 

⑤「厄介(やっかい)」

「厄介」の意味は、

「手間がかかって煩わしいこと」

「面倒なこと」

「世話をすること」「世話になること」

「人の家に居候すること」です。

 

使い方は、

「厄介なことになった」

「彼に厄介者扱いされる」

「この問題は実に厄介だ」などです。

 

⑥「煩雑(はんざつ)」

「煩雑」の意味は、

「物事が入り混じっていて面倒なこと」

です。

 

使い方は、

「スマホの料金プランは煩雑になっている」

「煩雑な操作はなく簡単に登録できる」

などです。

「迷惑」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「不都合」
「支障」
「不便」
「面倒」
「厄介」
「煩雑」

どうでしたか?

「迷惑、厄介、面倒」と言うよりは、

「不都合、支障、不便、煩雑」

などと相手のせいにするのではなく、

自分にとって困ると言い換えると

角が立たずにすむかもしれませんね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。