
この記事は約 2 分で読めます。
テレビでヒーローものを見ていて、
主人公が「君を守る!」
なんていう言葉はよくありますよね。
そんな「守る」という言葉のニュアンスは、
大人になってからも
色々なシーンで使いたくなるものです。
しかし、
大人になると使い分ける
必要のある言葉でもあります。
そこで今回は
「守る」の意味、類語
について紹介したいと思います。
「守る」の意味は?
「守る」の意味は、
「ルールに従うこと」
「被害を受けないように予防すること」
「相手の攻撃を受けないように備えること」
とあります。
さらに、古文では
「ずっと何かを見ること」
「様子を見定めること」
の意味で使われていることもあります。
現代よく使われている意味では、
「新たな犯罪から市民を守る」
「自分の身は自分で守る」
「ルールを守る」
のように使うことができます。
「守る」の類語は?
では、「守る」の主な類語を
3つ見ていきましょう。
①「防ぐ(ふせぐ)」
「防ぐ」の意味は、
「攻撃を受けないように守ること」
「良くないものが中に入らないようにすること」
「良からぬ事態が
起こらないように対策すること」などです。
これらは
「敵の侵入を防ぐ」
「日焼け止めクリームで紫外線を防ぐ」
「感染症を防ぐ」
などのように使うことができます。
②「保つ(たもつ)」
「保つ」の意味は、
「良い状態を変えずに続けること」
「悪い状態にならないよう維持すること」
「今までの状態が長期的に続くこと」です。
古文では「所有する」「天下を治める」
などの意味もあります。
例えば、
「室内を適度な温度・湿度に保つ」
「秩序を保つ」「健康を保つ」
のような使い方ができます。
③「護る(まもる)」
「護る」の意味は辞書では「守る」と、
ほとんど同じであるかのように
書かれていることがあります。
ただ、
「守る」が大切なものを維持しようとする
意味が強いのに対して、
「護る」は攻められないように備える
意味が強いです。
「守」が使われている言葉に
「保守」「守備」「子守り」
「護」が使われている言葉に
「護衛」「保護」「警護」
などがあります。
「護る」は「守る」よりも
限定的に使われることが多く、
例えば「衝撃から護る」「城を護る」
のように使うことができます。
一方、「守る」は幅広く使える言葉で、
「衝撃から守る」「城を守る」でも問題なく、
「ルールを守る」「留守を守る」のように
「護る」が使えないシーンでも使えます。
どうでしたか?
「守る」という言葉は、
小さい子供の頃からよく聞く言葉です。
どちらかと言うとカッコいい言葉にあるので、
類語を使ってその状況に合った言葉を
選びましょうね。
この記事の監修者

- 現役の国語教師です。形式的なWeb辞書のようなものではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえるサイトを目指します。
こんな記事を書いています
対義語2020.12.10「不安」の意味から4つの反対語を解説!
対義語2020.09.18「増加」の対義語は?それに似た3つの言葉も紹介!
敬語2020.06.30「相談に乗る」の敬語には7つの表現があった!?
意味2020.06.18「リスクヘッジ」の意味、使い方を解説!