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「記憶」は過去の体験した出来事や
学んだ知識の事を指す言葉です。
頑張って勉強して記憶したものもあれば、
いつのまにか記憶していたものも
あると思います。
これらの違いによって、
使い分ける事ができる
別の言葉はないのでしょうか?
今回はそんな「記憶」の類語
についてまとめました。
「記憶」の意味は?
「記憶」は「きおく」と読みます。
意味は
「過去に経験した事や覚えた事を、
忘れずにいる事。その事柄」
などがあります。
自分が意識して覚えた事だけでなく、
無意識のうちに覚えた事も
忘れずにいれば「記憶」となります。
その場においての感情などを
含んでいても、含んでいなくても、
覚えているという事実があれば
使う事ができます。
例えば、
「私には母親のお腹にいた頃の記憶があります」
などと使います。
「記憶」の類語は?
①「思い出(おもいで)」
「思い出」の意味は、
「過去にあった出来事や体験した事を
心に浮かべる事。その内容」
「過去について思い浮かべるための
きっかけとなる物事」
などがあります。
印象が強く、その時の状況や感情が
心に深く残っている物事に対して
使われる事が多くあります。
例えば、
「祖父母との思い出は、私の宝物です。」
などと使います。
②「物覚え(ものおぼえ)」
「物覚え」の意味は、
「物事をよく覚えて忘れない事」
「物事を覚える力」
などがあります。
物事について覚えておく事以外にも、
忘れずに覚えておく能力や、
新しい知識や技術を身につけるための能力を
指して使われる事が多くあります。
例えば、
「最近、物覚えが悪くなって困っています。」
などと使います。
③「覚え(おぼえ)」
「覚え」の意味は、
「身につける事。習得」
「心に留めている物事」「思い当たる事」
などがあります。
心に残っている事や知識だけでなく、
技術が身についている状態や
その技術に自信がある状態を指す事もあります。
例えば、
「この重機の操作については、
腕に覚えがあります。」
などと使います。
その他にも、
記憶する事を意味する
④「覚える」⑤「暗記」
過去の出来事を思い出させるものである
⑥「土産」⑦「形見」
なども類語となります。
「記憶」の類語はその時の感情が
強く心に残っている物事については「思い出」
覚えておく能力や新しい事を
身につける能力については「物覚え」
知識だけでなく技術的な事については「覚え」
などと使い分ける事ができます。
これらの使い分けを身につけて、
正しくわかりやすい言葉の選択が
できるようになると良いですね。
この記事の監修者

- 現役の国語教師です。形式的なWeb辞書のようなものではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえるサイトを目指します。
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