この記事は約 2 分で読めます。

 
「問題」と聞いて一番に思い浮かぶのは、

試験やクイズなどで出される

「問題」だと思います。

 

「問題点」などで使われているように

「困っている事や難しい事」

を意味する事もあります。

 

今回はそんな「問題」の類語と

その違いについてまとめました。

「問題」の意味は?

「問題」は「もんだい」と

読み、意味は

「答えを得るための問い」

「議論や研究などが必要となる事柄」

「対処に困ったり手間がかかったりする事柄」

「世間に注目されている事」

などがあります。

 

試験などで能力を知る為に

出される問いの他に、

目標に到達できていない現状や

その原因を指して使われます。

 

例えば、

「計画の半分も進んでいない事は問題である。」

などと使います。

「問題」の類語は?

①「設問(せつもん)」
 

 
意味は

「答えを求めるための問いを出す事。

または、その問い」

です。

 

「問題」と同様に

問いかけている題を指しますが、

問いを出す行為の事を指す事もあります。

 

例えば、「授業の理解度を知る為に

いくつか設問する。」などと使います。

 

②「課題(かだい)」
 

 
意味は

「答えを求めなければいけない題」

「処理をしなければいけない事柄」

などがあります。

 

解決する為に責任や義務を負わせたり、

任せたりする時に使われます。

 

問題を処理するための解決方法や

対策の一環として使われる事もあります。

 

例えば、「少子化問題と高齢化の

早急な対策が課題である。」

などと使います。

 

③「障害(しょうがい)」
 

 
意味は

「物事の通常の進行や

達成を妨げているものや状況」

「様々な原因によって、

心や身体の機能が制限される事」

などがあります。

 

物事を推し進めるにあたって、

明らかに邪魔となっているものや

状況に対して使われます。

 

例えば、

「縦割り構造が、

スムーズな意思決定の障害となっています。」

などと使います。

 

その他にも、

解決しないといけない重要な要点を表す

④「論点」⑤「争点」

困った事柄を表す

⑥「難題」⑦「厄介事」

話題となっている事を表す

⑧「案件」⑨「事案」

なども類語です。

「問題」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「設問」
「課題」
「障害」
「論点」
「争点」
「難題」
「案件」
「事案」
「厄介事」

「問題」の類語についてまとめましたが、

よく耳にするのは

「課題」との違いについてです。

 

どちらも同じような意味で

使っている場合もあれば、

明確に分けて使われている場合もあります。

 

類語を覚える時は、意味や使い方の

違いに注目してくださいね。
 

他の記事も見る

この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。