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「認める」は二通りの読み方があり、

それぞれ全く別の意味を持った言葉です。

 

二通りの読み方が

ある事を知らない人も多く、

正しく使い分けても勘違いされる事や、

正確に伝わらない事があります。

 

そういう時こそ、わかりやすい類語で

言い換えると良いかもしれません。

 

今回はそんな

「認める」の類語についてまとめました。

「認める」の二つの読み方とは?その意味は?

 
「認める」の読み方は

「みとめる」「したためる」

の二通りで読み方によって

意味も違ってきます。

 

「みとめる」の意味は、

「目で見て判断する」

「正しい、妥当であるとする」

「能力や価値を評価する」

などがあります。

 

申し入れなどを許可したり、

物の価値や相手の事を

評価したりする時に使います。

 

例えば、

「彼の実力を認めた。」

などと使います。

 

「したためる」の意味は、

「文章を書き記す」

「食事をする」

などがあります。

 

単なる文字や記号を書くというよりも、

単語や文章を書き記す時に使われ、

文語的な表現とされています。

 

例えば、

「久しぶりに手紙を認めてみました。」

などと使います。

「認める」の読み方別の類語は?

□「認める(みとめる)」の類語
 

 
・「受け入れる(うけいれる)」

「受け入れる」の意味は、

「人からの要求などを容認する事」

「引き取る事」などがあります。

 

幅広い物事に対して、様々な要求などを

その通りにする時に使われます。

 

例えば、

「現状を受け入れる事が大切である。」

などと使います。

 

・「承認(しょうにん)」

「承認」の意味は、

「適正である、正しいと判断する事」

「人の主張を聞き入れる事」

などがあります。

 

公的なものに対して

使われる事が多くあります。

 

例えば、

「市の承認を得て、事業を進めています。」

などと使います。

 

この他にも、

要求を受け入れる時に使う

「承諾」「容認」

妥当だと判断した時に使う

「聞き入れる」「受容」

なども類語になります。

 

□「認める(したためる)」の類語
 

 
・「書く(かく)」

「書く」の意味は、

「文字や記号などを記す」

「文章にする」などがあります。

 

一般的に使われる語で、

一文字や点であっても使う事ができます。

 

例えば、

「たまには手紙を書こうと思います。」

などと使います。

 

・「記す(しるす)」

「記す」の意味は、

「文字や記号や文章などを書き留める」

「忘れないように記憶する」

などがあります。

 

記憶に残すためや形に残すために

使われる事が多くあります。

 

例えば、

「今日の出来事は、日記に記した。」

などと使います。

 

その他にも、

「書き下ろす」「書き表す」「書き綴る」

「筆記」「執筆」なども類語になります。

「認める」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「受け入れる」
「承認」
「承諾」
「容認」
「聞き入れる」
「受容」
「書く」
「記す」
「書き下ろす」
「書き表す」
「書き綴る」
「筆記」
「執筆」

「認める」を「したためる」と

読める事を知らない人は多くいます。

 

そんな中で

「したためる」という言葉を使うと、

言いたい事が伝わらない事態を

招いてしまいます。

 

このような場合は類語を使ったり

「したためる」とひらがなで書いたりと、

伝わるように工夫する事が大切ですね。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。