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簡単にはいかない事や苦労する事に対して、
「難しい」という言葉が使われます。
「難しい」という言葉は様々な場面で
使える便利な言葉なので、
別の言葉で言い換える事は
あまりありません。
しかし、状況に応じて別の言葉を使う事で、
相手にわかりやすく
伝える事ができるかもしれません。
今回はそんな
「難しい」の類語についてまとめました。
「難しい」の意味は?
「難しい」の読みは
「むずかしい」「むつかしい」です。
意味は
「分かりにくい」
「実現や解決が容易ではない」
「煩わしい」「扱いづらい」
などがあります。
日常的に使われる言葉で、
問題があったり複雑だったりする事で
簡単にはできない場合や、
その行為や時間が
面倒である場合などに使います。
例えば、
「人とのコミュニケーションは難しい。」
などと使います。
「難しい」の類語は?
では、「難しい」の類語を紹介します。
①「困難(こんなん)」
「困難」の意味は
「成し遂げる事が容易ではない事」
「苦しめる物事」などがあります。
実現や実行するにあたって、
問題がある事で簡単にはいかない
場合などに使います。
「難しい」よりも
文語的な表現として捉えられます。
例えば、
「この怪我から復帰する事は、
非常に困難です。」
などと使います。
②「厄介(やっかい)」
「厄介」の意味は
「手間が必要な事で、面倒な事」
「世話をする事」などがあります。
こまごまとしていたり
複雑だったりする事で、
その行為を行う事が
煩わしい場合などに使います。
例えば、
「行政の手続きは、
いつも厄介なものばかりだ。」
などと使います。
③「厳しい(きびしい)」
「厳しい」の意味は
「何かをする事が容易ではない状態の事」
「厳格で容赦がない」などがあります。
物事が簡単にいかない事で、
達成する見込みがない場合などに使います。
「難しい」よりも、実現できるか
できないかという事に重点をおいています。
例えば、
「このままでは第一志望の合格は厳しい。」
などと使います。
その他にも、
実現が簡単ではない時に使う
④「至難」⑤「難航」
対処するのが煩わしい時に使う
⑥「面倒くさい」
なども類語になります。
「難しい」のように幅広い意味を持っていて、
便利に使われている言葉は
類語に置き換える事はあまりありません。
そのために、類語を把握していなくて、
いざ類語を使おうとした時に
戸惑ってしまう事もあるかもしれません。
少しでも気になった時に学んでおいて、
いつでも正しく使う事ができると良いですね。
この記事の監修者

- 現役の国語教師です。形式的なWeb辞書のようなものではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえるサイトを目指します。
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