我慢

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「我慢」は日常的によく使う言葉ですが、

「我慢している」などは

ネガティブな印象があるかもしれません。

ことのは先生
ことのは先生
我慢の由来は
仏教語における
七慢の一つです。
そこでの我慢は
我(自分)に
執着する慢心
を意味です。

つまり、由来はうぬぼれ・高慢のような

言葉と同義語だったんですが、

そこから意味が転じて

使われ方が現在のようになったんです。

 

では、そんな「我慢」を言い換えを、

意味も合わせて紹介していきます。

「我慢」の意味は?

意味

「我慢」の意味は、

「耐えること」「意地を張ること」

です。

 

使い方は、

「彼女は我慢強い」

「ここは我慢して彼に譲ろう」

「もう我慢の限界だ」などです。

「我慢」の類語は?

類語
では、「我慢」の言い換え6種を

紹介していきたいと思います。

①「辛抱(しんぼう)」

「辛抱」の意味は、

「辛いことをひたすら耐えること」です。

 

使い方は、

「彼は辛抱強い」「もうちょっとの辛抱だ」

「何日も辛抱してトレーニングを続ける」

などです。

 

②「忍耐(にんたい)」

「忍耐」の意味は、

「苦痛に耐えること」です。

 

使い方は、

「この仕事には忍耐強さが必要だ」

「忍耐して学問に励む」

「粘り強い忍耐が成功に繋がる」などです。

 

③「堪忍(かんにん)」

「堪忍」の意味は、

「不快な気持ちに耐えて

人の失敗を大目に見ること」

「苦しい状況でも我慢すること」です。

 

使い方は、

「堪忍袋の緒が切れる」

「今回ばかりは堪忍してあげる」

「堪忍してください」などです。

 

「ならぬ堪忍するが堪忍」と言って、

「どうしても我慢できないことでも

我慢しようとするのが

本物の我慢強さであること」

を意味する諺(ことわざ)もあります。

 

④「寛大(かんだい)」

「寛大」の意味は、

「大らかな上に思いやりがあって

人の失敗を大目に見ること」です。

 

使い方は、

「彼は寛大な人だ」

「どんなことでも寛大に考える」

のような使い方があります。

 

⑤「根気(こんき)」

「根気」の意味は、

「物事を諦めず長く頑張り続けること」です。

 

使い方は、

「彼女は根気強くダイエットを続けた」

「根気良く相手と向き合う」

「あの人に根気負けした」などです。

 

⑥「不屈(ふくつ)」

「不屈」の意味は、

「どんな困難があっても

めげずに自分の意志を貫くこと」です。

 

使い方は、

「彼は不屈の精神の持ち主だ」

「不屈の抵抗をする」

「不屈の努力の結果として成功を収める」

などです。

 

「不撓不屈」と言って、

「困難にめげないくらい

強い意思を持っていること」

を意味する四字熟語もあります。

「」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「辛抱」
「忍耐」
「堪忍」
「寛大」
「根気」
「不屈」

どうでしたか?

「我慢」の言い換えは状況によって、

「寛大」「不屈」「根気」「忍耐」

あたりの類語を使い、ポジティブな言葉に

変換できるのではないでしょうか?

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。