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「求める」という言葉は、
意外に日常会話では
使うことが少ないものです。
しかし、
学生さんだと算数や数学のテストで、
嫌と言うほどよく聞く言葉でしょう。
「○○を求めてください」
「○○を求めよ」
と言う、問題がたくさんあったと思います。
では、今回はそんな
「求める」の意味、類語
をチェックしていきましょう。
「求める」の意味は?
「求める」の意味は、
「欲しいと思うこと」
「手に入れようと探すこと」
「人に要求すること」
「購入すること」
です。
使い方としては、
「安定的な収入を求める」
「素晴らしい人材を求める」
「支援を求める」「参考書を求める」
のように使います。
4つの意味の中でも
「欲しい」「要求する」といった
意味合いで使う方が多いでしょう。
「求める」の類語は?
では、「求める」の主な類語を
3つ紹介していきます。
①「望む(のぞむ)」
「望む」の意味は、
「欲しいと思うこと」
「物事がこうなって欲しいと願うこと」
「自分がこうなりたいと思うこと」
「人に対して
こうなって欲しいと求めること」
などです。
この言葉は
「彼を婿にと望む」「平和を望む」
「出世を望む」「彼の幸せを望む」
のような使い方をします。
「求める」は比較的現在に近いことに対して、
「望む」は現在だけでなく
遠い将来に対しても使うことが多い言葉です。
②「欲する(ほっする)」
「欲する」の意味は、
「欲しいと思うこと」
「こうあって欲しいと望むこと」です。
古文では動詞の未然形とセットで、
「勝たんと欲する」「日暮れんと欲す」
のように、
「○○しようとする」「○○しそうになる」
の意味で使われていることがあります。
「欲しいと思うこと」の意味では、
例えば「平和を欲する」
のような使い方があります。
日常会話では「欲しい」とは言っても、
「欲する」と言うことは少ないですね。
「欲する」はどちらかと言うと、
文章で使うことの方が多い言葉です。
③「願う(ねがう)」
「願う」の意味は、
「こうなって欲しいと思うこと」
「神様に叶えて欲しいことを祈ること」
「やって欲しいことを誰かに頼むこと」
「公的機関に希望を申請すること」
です。
例えば、
「試験に合格することを願う」
「神社で恋愛成就を願う」
「援助を願う」「国有地の払い下げを願う」
のような使い方があります。
「願う」と言うと、
やや硬い言い方になるので、
日常会話では「お願いする」
と言うことの方が多いでしょう。
どうでしたか?
「求める」という
動作そのものはよくしているので、
無意識のうちに他の言葉を
使っていることが多いでしょう。
その為、その時に合った類語も使って、
上手く伝えれると良いですね。
この記事の監修者

- 現役の国語教師です。形式的なWeb辞書のようなものではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえるサイトを目指します。
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