会う

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「会う」と言う漢字は

「出会い」「一期一会」とあるように、

人と人の直接的な繋がりを

感じさせる良い言葉ですよね。

 

今回は「会う・逢う・遭う・遇う」

の違いから類語まで

解説していきたいと思います。

ことのは先生
ことのは先生
英語でも
・see
・meet
・meet with
など、ニュアンスの
難しい言葉です。

では、さっそく見ていきましょう。

「会う」の意味は?「逢う・遭う・遇う」との違いは?

言い換え

「会う」の意味は、

「お互いに顔を合わせること」

「日時を決めて対面すること」

「偶然人を顔を合わせること」

「戦うこと」です。

 

使い方は、「今日はたまたま旧友に会った」

「1回戦から強豪チームに会う」などです。

 

また、同じ読み方で違う漢字である

「会う・逢う・遭う・遇う」

の違いも見てみましょう。

 

「会う」「逢う」→人が対象

人とあう場合はこちらを使いますが、

「会う」(どんな相手にも)会う

「逢う」想いの強い・親しい相手と逢う

時に使う漢字となります。

 

「遭う」「遇う」→物事が対象

「遭う」事故など嫌なことに偶然遭う

「遇う」ばったり遇う

時に使う漢字となります。

 

「遭遇(そうぐう)」に使わる漢字なので、

イメージしやすいのではないでしょうか?

「会う」の類語は?

意味

では、「会う」の言い換えを

5種類紹介していきたいと思います。

 

①「行き合う(いきあう)」

「行き合う」の意味は、

「どこかに行く途中でたまたま人に出くわすこと」

です。

 

古文では

「重なること(お互いに出会うこと)」

「合致すること」

の意味で使われていることもあります。

 

「行き合う」は、過去のことに使うことが多く、

「学校に行く途中で叔父に行き合った」

「スーパーで近所の人に行き合った」

のように使うことができます。

 

②「出会う(であう)」

「出会う」の意味は、

「人や物事に偶然出くわすこと」

「ある地点で合流すること」

「勢い良く相手に立ち向かうこと」

の意味があります。

 

古文では、

「男女が密かに会うこと」の意味もあります。

 

時代劇でよく聞く「出会え!出会え!」

「ある地点で合流すること」

から来ているんですね。

 

③「出くわす(でくわす)」

「出くわす」の意味は、

「たまたま人や物事にあうこと」です。

 

「出くわす」は通常は

「出+くわす(平仮名)」

で使うことが多いのですが、

漢字にすると「出会す」となるのです。

 

「出くわす」は現在形もあるのですが、

偶然「会う」ことが多いので

過去形で使うことが多く

「駅で昔の友人に出くわした」

のような使い方をします。

 

④「巡り合う(めぐりあう)」

「巡り合う」の意味は、

「会いたいと思っていた相手に出会うこと」

「巡り巡って出会いを遂げること」です。

 

例えば

「生き別れた兄弟に巡り合う」

「またとないチャンスに巡り合う」

のような使い方ができます。

 

⑤「集う(つどう)」

「集う」の意味は、

「同じ目的を持った人が

特定の場所に集まること」です。

 

使い方は、「この会には様々な専門家が集う」

「多くの有志たちが集う」「鳥たちが木に集う」

「いくつかのお店が集う建物」などです。

 

⑥「寄る(よる)」

「寄る」の意味は、

「目的の場所に近づくこと」

「1つも場所に集合すること」

「目的の場所に向かうついでに

他の場所に立ち寄ること」

「片側に近づくこと」です。

 

使い方は、

「町内の人が寄って話し合いをする」

「帰りに買い物に寄る」などです。

「会う」の類語まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「出会う」
「出くわす」
「行き合う」
「巡り合う」
「集う」

どうでしたか?

「会う」と言う言葉で

こんなにも知識が広がっていくのも

日本語の面白さなのかもしれませんね。

 

時間があれば他の記事も読んでみて下さいね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。