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「受け取る」という言葉は、
私たちにとって身近な言葉でしょう。
ビジネス上の会話はもちろん、
親しい相手との日常会話でも
何気なく使いませんか。
「○○を受け取る」という言葉を聞くと、
「○○がその人のものになった」
と言うのがよく分かるものです。
では、そんな
「受け取る」の意味、類語
を紹介していきたいと思います。
「受け取る」の意味は?
「受け取る」の意味は、
「誰かがくれたものを
自分のものとして手に取る」
「手に入れる」です。
他に物だけなく、
「人の言動を自分なりに
考えた意味として解釈する」
「納得する」
の意味もあります。
古文では「担当する」の意味で
使われていることもあります。
「手に入れる」の意味では、
「代金を受け取る」「書類を受け取る」
「解釈する」の意味では、
「何をしても悪く受け取られる」
「納得する」の意味では、
「彼の言葉としては受け取りにくい」
のように使うことができます。
「受け取る」の類語は?
では、「受け取る」の主な類語を
4つ見ていきます。
①「受領(じゅりょう)」
「受領」の意味は、
「金品を受け取ること」です。
「受け取る」と同様、
金銭だけでなく品物にも使える言葉です。
但し、
「受け取る」が会話にも文章にも
使える言葉であるのに対して、
「受領」は文章で使うことの多い言葉です。
例えば、
「施設の利用料を受領する」
のような使い方をし、
金品を利用した時に書く書類に
「受領書」などもあります。
②「領収(りょうしゅう)」
「領収」の意味は、
「お金を受け取って収めること」です。
一見「受け取る」や「受領」と
同じ意味のように感じられますが、
「領収」は主に金銭に対して使う言葉です。
例えば、
「商品代金を領収する」「会費を領収する」
のように使います。
そして、金銭を領収した証拠の
「領収書」は皆さんもご存知でしょう。
「受領」と同じく、
「領収」は文章によく使う言葉です。
③「収受(しゅうじゅ)」
「収受」の意味は、
「金銭や品物を受け取ること」です。
ただ「受け取る」と言うよりも、
「不正に受け取る」意味合いが強いです。
「収受」も「受領」と同じように、
会話よりも文章の中で
使うことの多い言葉です。
例えば、
「金銭を収受する」のような使い方ができます。
④「受納(じゅのう)」
「受納」の意味は、
「金品の贈り物を受け取ること」です。
何か贈り物をした時に、
お手紙に「粗品ですがご受納ください」
と書いたりします。
他にも、
「贈り物を受納する」「極上品を受納する」
などの使い方もできます。
贈り物をする側としては
「謙遜」
贈り物を受け取る側としては
「大層なものを受け取った」
という意味合いに使える言葉です。
どうでしたか?
自然に使っている言葉だからこそ、
具体的な内容が思い浮かばないです。
しかし、
類語は少し難しい言葉が多く、
その時に合った言葉を選ぶ必要がありますね。
この記事の監修者

- 現役の国語教師です。形式的なWeb辞書のようなものではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえるサイトを目指します。
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