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「選ぶ」は気付いた頃から

誰もが使い始めている、

身近な言葉ではないでしょうか。

 

言葉を使うタイミングも、

ちょっとした日常会話から

ビジネス上の会話まで様々です。

 

なので、

あまり意識しなくても何となく感覚で、

「選ぶ」という言葉を

使う方も多いでしょう。

 

では、今回はそんな

「選ぶ」の類語を紹介しましょう。

「選ぶ」の意味は?

「選ぶ」の意味は、

「いくつかの選択肢の中から

一定基準をクリアしたものを取り出すこと」

です。

ここで言う「一定基準」は

目的や条件に合うもの、理想的なもの

希望通りのものなど、

シーンによって考え方は様々です。

 

例えば、

「注文を選ぶ」「優秀な作品を選ぶ」

「〇〇さんを学級委員に選ぶ」

などの使い方があります。

 

また、

「選ぶ」には「区別すること」の意味もあり、

「目的のためには手段を選ばない」

という使い方もできます。

「選ぶ」の類語は?

では、「選ぶ」の主な類語を

3つ紹介していきます。

①「選別(せんべつ)」

「選別」の意味は、

「あるルールに従って

選びながら分けること」

「特定のものを他のもの以上に

良いものとして区別すること」

です。

一言で言うと「より分けること」なので、

「より分ける」も「選別」と同じように

「選ぶ」の類語となります。

 

ただ、

「代表を選ぶ」と言うことはあっても、

「代表を選別する」「代表をより分ける」

とは言いません。

 

後者の場合は代表そのものを

選ぶのではなく、

代表の中でもっと優秀な人材を

選ぶ意味になってしまいます。

 

使い方としては、

「商品番号で選別する」「品種で選別する」

「製品を選別する」「成績で選別する」

のようなのがあります。

 

②「選択(せんたく)」

「選択」の意味は「選ぶ」とほぼ同じで、

「複数の候補の中から

目的に合うものを選ぶこと」です。

 

例えば、

「A、B、Cの中から好きなものを選択する」

「選択式テスト」

「素晴らしい作品を選択する」

などのような使い方があります。

 

さらに、

「取捨選択(しゅしゃせんたく)」

と言う四字熟語は、

多くの方が聞いたことのある言葉でしょう。

 

「取捨選択」の意味は、

「不要なものを切り捨てて、

必要なものを選び取ること」です。

 

「選択」するのが「優れたもの」ではなく、

「不要か必要か」なら「取捨選択」

と言う四字熟語を活用するのも良いでしょう。

 

③ふるう

「ふるう」の意味は、

「好ましくないものを除去すること」です。

 

「ふるう」も「ふるいにかける」

と同じような意味で、

「一定のルールに従って選び分けること」

を言います。

 

よく料理やお菓子作りなどで

「小麦粉をふるう」などと言いますが、

よく考えたらこの時の「ふるう」も

「好ましくないものを除去すること」

の意味ですよね。

 

他には、

「候補者をテストでふるう」

という使い方もできます。

「選ぶ」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「選別」
「選択」
「ふるう」

どうでしたか?

「選ぶ」という言葉は

小さいお子さんからご年配の方まで、

幅広い年齢層の方が日常的に使います。

 

しかし、

社会人になると類語もうまく使うことで、

会話や文章の幅が広がると良いですね。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。