助言

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「助言」は身近な言葉なので、

いざ言い換えたいとなっても

中々思い浮かばないですよね。

ことのは先生
ことのは先生
英語では
「advice」
(アドバイス)
となります。

とは言え、実はこのアドバイスとも

意味が少し違ったりします。

 

それでは、今回は「助言」の

意味から類語まで見ていきましょう。

「助言」の意味は?アドバイスとの違いは?

意味

「助言」の意味は、

「相手が良い状態になれるよう、

自分の意見を伝えて助けになること」

「助けになる言葉」です。

 

使い方はビジネス文で、

「ご助言を賜りたく存じます」

「ご助言頂けませんでしょうか」

親しみやすい相手との会話でも、

「先輩として助言する」

などの使い方があります。

 

また、英語のadvice(アドバイス)の意味は

「助言・忠告をすること」

となります。

 

助言に加えて、

忠告する(相手を制限する)

ようなニュアンスがあるので、

少し強めの意味となります。

「助言」の類語は?

意味

では、「助言」を言い換えた5種の

言葉を紹介していきたいと思います。

①「教示(きょうじ)」

「きょうし」とも読み、意味は

「具体的にどうすべきなのか、

良い方法を教えながら示すこと」

「教え示した内容」です。

 

話し言葉で使うことは少なく、

書き言葉で使うことがほとんどです。

 

使い方は、

「書類の書き方をご教示願います」

「ご教示を賜りたく存じます」

「丁寧な教示を仰ぐ」などです。

 

②「訓示(くんじ)」

「訓示」の意味は、

「地位が上の者が下の者に対して、

業務上の注意を教え示すこと」

「どうすべきか心構えを説くこと」

「教え示した言葉」です。

 

「訓示」には挨拶的な意味も

込められているのですが、

挨拶より固い言葉で親しみやすい相手

へ使うことは少ないです。

 

使い方は、

「全ての隊員に訓示する」

「職員への訓示を行う」などです。

 

③「指導(しどう)」

「指導」の意味は、

「目的に合わせて教えながら導くこと」

です。

 

使い方は、「ご指導頂く」

「後輩を指導する」などです。

 

④「指示(しじ)」

「指示」の意味は、

「物事をそうだと指差しで示すこと」

「命令すること」です。

 

使い方は、

「地図の目的地を指示する」

「後輩に指示を出す」などです。

 

⑤「教授(きょうじゅ)」

「教授」の意味は、

「学問や芸術を教えてあげること」

「生徒に知識や技術を授けて

精神的な発達をサポートすること」

「大学や高等専門学校において

教職の最高位の人」です。

 

使い方は、

「武道を教授する」

「教授法は先生によって異なる」

「大学教授に就任する」などです。

「助言」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「教示」
「訓示」
「指導」
「指示」
「教授」
「アドバイス」

どうでしたか?

今回は少し難しい言葉であったり、

限定的な類語が多かったかもしれません。

 

また、最初に紹介した

「アドバイス」も類語としては

もちろん使えますので

その時の状況に合った

言い換えを選んでくださいね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。