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将来こうなるだろう・こうなってほしい
という事を表す時
に「可能性」という言葉を使います。
ほんのわずかな期待であっても
「可能性はゼロではない」などと
何の根拠もなしに使われる事も多々あります。
「可能性」の類語の中には、
もう少し説得力のある言葉があるかもしれませんね。
今回はそんな「可能性」の類語をまとめました。
「可能性」の意味は?
「可能性」の読みは「かのうせい」です。
意味は
「将来、物事が実現できるという予想」
「現在、実際に起こっているという予想」
「ある状態になるという将来性」
などがあります。
将来についての予想の他に、
現時点でそうである確率がある事を指して使われます。
やろうと思えば実現できるという
漠然とした期待感が
込められている事も多くあります。
例えば、
「まだ生存者がいる可能性があります。」
などと使います。
「可能性」の類語は?
①「見込み(みこみ)」
意味は、
「将来について確信のある予測」
「将来に対しての期待」
などがあります。
何らかの根拠があり、
将来そうなるだろうと
予測できる事柄について使われ、
「可能性」よりも信頼のある
予測として扱われる事が多いです。
根拠は弱くても、
期待や希望を込めて使われる事もあります。
例えば、
「今月の売上目標は達成される見込みです。」
などと使います。
②「公算(こうさん)」
意味は、
「将来、ある事柄が起こる事が期待される度合い」
です。
数値などの目に見えるものに表す事ができない
予測について使われます。
「公算が高い」というように使われる事がありますが、
程度を表す言葉なので一般的に
「公算が大きい」と使うのが正しいとされています。
例えば、
「彼の計画は成功する公算が大きい。」
などと使います。
③「蓋然性(がいぜんせい)」
意味は、
「ある物事が実際に起きるかどうかの度合い」
です。
「可能性」のような期待感などを省いて
客観的な視点から判断され、
より現実的な評価がされる時に使われます。
例えば、
「明日、この法案が可決される蓋然性は高い。」
などと使います。
その他にも、
将来の見通しを表す
④「展望」⑤「目途」
物事が起こる度合いを表す
⑥「確率」
物事や存在の有無を期待する
⑦「希望」
内に秘めた将来性を表す
⑧「潜在力」
なども類語となります。
「可能性」の類語をまとめましたが、
意味はどれも大きく違わないように感じられます。
しかし、
細かく見てみるとそれぞれに
程度や説得力の違いが見受けられます。
実際に使用する上で、
そのわずかな違いを把握して受け止める人は
少ないかもしれませんが、
いざという時に正しく類語を使う事で
良い印象を与える事ができる場合もあります。
その時のために類語を知っておくことは
大事かもしれませんね。
この記事の監修者

- 現役の国語教師です。形式的なWeb辞書のようなものではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえるサイトを目指します。
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