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人は様々な感情を持っています。

物事が上手くいくとうれしくなり、

失敗すると悲しくなったりもします。

 

そして心配事が実際に起きる前や

恐怖を感じた時には「不安」になります。

 

ここでは「不安」の意味や対義語など、

この言葉を徹底的に解読したいと思います。

「不安」の意味は?

不安は日常的に身の回りで起こっています。

 

特に体調が悪く症状が

すでに出ている時には強く感じられます。

 

そんな「不安」は

恐ろしい、怖い何かにより脅かされれる感情

という意味を持つ言葉です。

 

同じ不安要素でも人によって

強く感じるか弱く感じるかまったく感じないか、

等違いがあります。

 

不安は物事が起こる際に

必然的に生まれてしまう感情なので、

中々自分でコントロールできないのが難点です。

「不安」の対義語は?

では、

次に「不安」の対義語を見てみましょう。

 

それは「安心」に他なりません。

心配で気分が落ち込むのと逆に、

安心は心が落ち着いた状態を表します。

 

気になる事など何もなく、

何が起きても大丈夫。

そう思えるのが「安心」です。

 

安心を使った例文をいくつか見てみましょう。

・彼と一緒なら両親も安心してくれる。

・最後まで安心はできない。

・車で行くよりも列車の方が安心です。

・国民が安心して生活できる社会を作りたい。

・あなたが面倒を見てくれるなら

犬の世話も安心して任せられる。

 

例文を見てもわかるように

一対一で使われる事もあれば、

複数に向けて使われる事もあります。

 

この事から誰に向けても使えると

ても使いやすい言葉である事がわかります。

「安堵」は対義語じゃないの?

「安心」には似た意味の言葉に

「安堵」があります。

 

安心に似ているという事は

不安の反対を表す時に使う事ができるのでしょうか?

 

ここからは安堵について見ていきましょう。

 

まずは意味です。

1.気がかりが無くなり安心する事。

2.また、その場所。

3.中世で土地の所有権・領有権等などを

幕府・領主が認めた事。

とあります。

 

安心に似ているのは1と2です。

 

では安堵を使って例文を作ってみましょう。

・彼の姿が見えて私は安堵した。

・日常を取り戻し、

そこに住む人たちは安堵の表情を見せた。

・緊張がほぐれほっと安堵の吐息を漏らす。

 

どの例文も安堵を安心に

置き換える事ができると思いませんか?

 

それほど二つの言葉は似通っており、

どちらを使っても決して

間違いではない事がわかります。

 

しかし、この「安堵」は

「不安」の正式な対義語ではありません。

 

このへんは日本語の難しさですね。

 

今回は「不安」の対義語について見てみました。

 

日常的に使われる言葉だからこそ

正しく意味を知り、

知った上で使う事が必要だと思います。

 

誰に聞かれても自信をもって日本語

説明できるようになれると良いですね。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。