正義

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「正義」と言う二字熟語は

「公正、公平」

「道徳、モラル」

に言い換えることができますね。

ことのは先生
ことのは先生
英語では
justice
(正義、公正)
right
(正義、権利、右)
などと言います。

では、このような「正義」ですが、

実は対義語は少し勘違いされがちです。

では、さっそく解説していきましょう。

「正義」の意味は?

justice

「正義」の意味は

「正しい考え・正しく行われる行為のこと」

のことを表し、

「世界から国を守るために正義を貫く」

のように使われますよね。

 

また、良くないこと(違反等)をした時に

「厳しい制裁をする」意味もあります。

 

例えば「社会に対して

甚大な被害をもたらした者に

正義の制裁を加えるべきだ」

などと言うように使われます。

「正義」の対義語は?

覇王

「正義」の対義語と言えば、

映画やドラマなどで

「正義と悪」なんて聞きますよね?

 

実はこれは間違い、本当の

「正義(せいぎ)」の対義語は

「不義(ふぎ)」になるのです。

 

「不義」の意味は

「正義や道義に反する考え、行動」

「正しい道に背き、お互いが深い関係を結ぶ

(特に男女間において)」

という意味があります。

 

例えば

「あの人たちは不義な行いをしている」

「不義な関係を結んだ」

のような使われ方をします。

 

では、この「不義」を言い換えると

どのような言葉があるのか

2つほど簡単に見てみましょう。

①「不穏(ふおん)」

「不穏」の意味は

「周辺の様子が穏やかではないこと」

「人と人の険悪な関係であること」です。

 

例えば、上司と部下が言い争って、

社内に不穏な空気が漂う経験も

あるかもしれません。

 

「不義」と似ていますが、少し目に見えない

緊張感のある場面で使われる言葉です。

 

②「不適(ふてき)」

「不適」の意味は

「ある場面や場所に適さない」

「うまく合わない、適当でない」などです。

 

例えば、

中々仕事に慣れることができない

といった場面で使われますね。

 

こちらは「不義」と比べると、

悪い要素が少ない状態で使われます。

 

どちらの言葉も「正義の対義語?」

と言われると少し違いますよね。

 

では、タイトルにもある

「悪は対義語じゃないの?」

と言うことも少し考えてみましょう。

「悪」の対義語は?

悪

「悪(あく)」の対義語は

「善(ぜん)」となります。

 

「善悪」などの言葉があるので、

「なるほど!」と思った方も

多いのではないでしょうか?

 

意味もシンプルに

「悪:悪いこと」

「善:良いこと」

となり分かりやすいですね。

まとめ
まとめ
今回紹介した言葉
「正義(せいぎ)」
「不義(ふぎ)」
「不穏(ふおん)」
「不適(ふてき)」
「善(ぜん)」
「悪(あく)」

どうでしたか?

映画やマンガなどで

「正義のヒーローvs悪の大王」

のような構図がほとんどですよね。

 

その為、多くの人が勘違いしてしまう

言葉になったのかもしれませんね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。