濃厚

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「濃厚」と言うと、チョコレートケーキや

ラーメン、カルボナーラなど、何だか

美味しそうな食べ物に使うことが

多いかもしれませんね。

ことのは先生
ことのは先生
コロナから、
「濃厚接触者」
と言う言葉も
よく聞くように
なりましたね。

ここで反対の意味となると、

不味そうな食べ物に使うことが

多い言葉なのでしょうか?

 

では、簡単に「濃厚」の意味を見て、

対義語を解説していきたいと思います。

「濃厚」の意味は?

意味

意味は

・色が濃い

・食べ物の味が濃い

・こってりしていること

・可能性が高いこと

となり、「濃い赤色のシャツ」

「豚骨ラーメンのこってりした味」

などを表します。

 

また、

可能性を予想する際も「濃厚」が使われ、

「今日は全国的に大雨の予報、

プロ野球はどの試合も中止が濃厚だ」

と言った使い方です。

「濃厚」の対義語は?

対義語

「濃厚」の対義語は

「希薄」「淡泊」と2つあります。

 

①「希薄(きはく)」

「一般的な観点から物事・関係性が

少なく薄い状態であるさま。」

 

例えば、

「表面上は仲が良いように見えるが、

内面的な関係はとても薄い。」

といった様子です。

 

また、気体密度や液体濃度が少ない

「富士山の頂上はとても空気が薄い」

といった状態でも使えます。

 

②「淡泊」

「味、物事の感じや様子、色味が

あっさりしていてくどくないこと。」

 

例えば

「暑い日には素麺があっさりしている。」

といった使い方です。

 

また、さっぱりした人に対して

「とても淡泊でさっぱりとした性格」

という表現もできます。

「濃厚」の対義語を言い換えると?

言い換え

最後に、

「希薄」「淡泊」

に似た言葉を3つ簡単に紹介します。

「空疎」

「形はあるように見えるが、

それだけで実質や中身を伴わないこと」

「明朗」

「とても晴れやかな感じで明るいこと」

「清楚」

「すっきりして清潔な美しさがあること」

 

どうでしたか?

「濃厚」の対義語は2つあり、

「濃厚」「淡泊」

→対象が味や色の場合

「濃厚」「希薄」

→対象が関係性の場合

となります。

 

よく使われるという意味では、

「濃厚」「淡泊」の組み合わせが

最も一般的な対義語と言えますね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。