良好

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「良好」と言うと、

非常にポジティブな二次熟語ですね。

ことのは先生
ことのは先生
英語では
・good
が定番ですが、
・satisfactory
・favorable
などでも良いです。

英語ですと、

「good」「bad」

と簡単に反対の意味が思い浮かびますが、

「良好の対義語は?」と聞かれると

中々難しいですよね。

 

では、簡単に良好の意味を見てから

対義語を解説していきたいと思います。

【 言葉の庭 】対義語コンテンツ

「良好」の意味は?

意味

「良好」の意味は

「満足のいくような状態、関係であること」

です。

 

「良」は

「出来栄えの良さや高品質であること」

「好」は

「現状に満足している感情」を指します。

 

このことから「良好」は

「主観的な質の高さを表している」

と言え、例えば

「相手と良好な関係を築きたい」

「早起きするようになってから体調が良好です」

のような使われ方が一般的です。

「良好」の対義語は?

対義語

ことのは先生
ことのは先生
「良好」の
対義語の候補は、
①「劣悪」
②「険悪」
③「不良」
④「不穏」
⑤「殺伐」
になります。

では、それぞれの意味を

簡単に見てみましょう。

 

①「劣悪(れつあく)」は、

「満足のいかない悪い状態、関係」

であることを指します。

 

例えば、「劣悪な環境」や

「劣悪な労働条件」などのように、

自分より外部に対して

不満を持っている状態と言えます。

 

②「険悪(けんあく)」は、

「雰囲気が悪くなり現状に不満を感じる」

ことを指します。

 

一般的に「険悪なムード」や

「彼との関係が険悪になる」と使われます。

 

③「不良(ふりょう)」は、

「悪い状態であること」を指します。

 

具体的には、「不良品」や

「天候不良」などのように、

物や出来事に対する悪い評価と言えます。

 

④「不穏(ふおん)」の意味は、

「状態が一定せず落ち着かない様子」

「悪いことが起きる予感をさせる」

です。

 

このように目にすることが

できない何となくの状態を指し、

「不穏な空気になる」

「不穏な日々が続く」のように使われます。

 

⑤「殺伐(さつばつ)」には、

「人を傷つけるような勢い」

という意味があります。

 

少し違う意味じゃない?

と思われるかもしれませんが、

「殺伐」には

「心が豊かであることが感じられない」

のようなニュアンスがあります。

「良好」の反対の意味となるのはどれ?

反対

「良好」の対義語として最適なのは

「良好」「不良」

の組み合わせとなります。

 

最もよく使われる体調、製品が良好に対し、

体調不良、不良品などと表現できます。

 

次に、よく使われる対義語としては

「良好」「険悪・劣悪」

となります。

 

こちらは関係性、環境が良好の時、

人間関係が険悪、劣悪な環境と表現できます。

 

残りの

「良好」「不穏・殺伐」

のセットは対義語とまでは言えません。

 

ニュアンスとしては先ほどの

関係性、環境が良好の反対として

非常に近い意味になりますが、

「不穏:少し弱い」「殺伐:強すぎる」

と言ったイメージですね。

まとめ
まとめ
「良好」の対義語
・体調、製品
「不良」
・人間関係
「険悪」
・環境
「劣悪」

どうでしたか?

「良い」「悪い」のように

分かりやすい対義語がほとんどです。

 

しかし、「良好」は

意味によって対義語が変化し、

パッと思い浮かびにくい言葉が多いですね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。