保守

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今回は「保守」と言う二字熟語の

意味と対義語です。

ことのは先生
ことのは先生
英語では
・Maintenance
・Conservative
などがあります。

「Conservative」は

「保守的な人」とも表せますね。

 

では、本題を見ていきましょう。

「保守」の2つの意味は?

意味

「保守」には大きく2つの意味があり、

1つ目は

「従来のやり方を踏襲し、

変化しようとしない態度」

という意味です。

 

例えば「保守的で新しいことへの

挑戦ができない」などと使います。

 

こちらは、あまり前向きな意味で

使われることはありません。

 

しかし、「保守」の2つ目の意味に

「損失が出ないように、

常に状態を正しくしておく」

という意味もあります。

 

これは前向きに捉える意味で、

「保守点検を毎週おこなう」

のように使われます。

 

安全確保や作業を滞りなく進める為に

ルールや機械などを見直していく

と言ったイメージです。

「保守」の対義語は?

対義語

「保守」の対義語は2つあり、

・革新

・改革

となります。

 

「革新」は、

「既存している状態から

新しいものを生み出す」

という意味があります。

 

「革新的なサービス」のように、

今までは思いつかなかったような事柄を

実行したときに使われることが多いです。

 

「改革」は、

「制度やルールなどの

悪い部分を作り変える」

という意味があります。

 

「業務内容の改革を行なう必要がある」

のように使われます。

 

「革新」と「改革」は似た意味ですが、

「革新」は「新しいもの生み出す」

「改革」は「ある部分を作り変える」

という考えになります。

 

「革新」の方が「改革」よりも

実行するにあたっての

難易度は高いように感じますね。

「保守」の対義語の言い換えは?

類語

では、対義語である

「革新」の言い換えも見てみましょう。

「維新(いしん)」

意味は、

「物事の全てを改め、新しくする」

ことです。

 

「維新」で有名なのは、やはり

「明治維新」ではないでしょうか?

 

明治維新は諸外国に対抗できる

戦力を築くために、

学制、徴兵令、地租改正を定めました。

 

特に、学制は現代の

義務教育の基盤となっており、

まさに革新的な出来事であったでしょう。

 

地租改正は、課税対象を

収穫高から地価に変更したものですね。

 

このことから「明治維新」は、

「革新と改革の両方を行った」

と考えることができます。

 

また、

「改革」の代表的な類語も紹介します。

「革命(かくめい)」

意味は、

「時代が変わるほどの行い」

「弱い立場が強い人に立ち向かい、

時代を牽引する人の行動」

といった意味があります。

 

元々は

フランス革命やロシア革命のように、

「権力の弱い階級の人々が反旗を翻し、

政治や経済を根底から覆す」

という意味がありました。

 

しかし、

「ある分野が急速に力をつける」

といった意味もあり、

産業革命やIT革命のように

使われることもありますよね。

「保守」の対義語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
保守の対義語
「革新」「改革」
革新・改革の類語
「維新」「革命」

どうでしたか?

「革新」「改革」はどちらも

対義語として成り立ちますが、

最も適しているのは

「保守」「革新」

と言えるでしょう。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。