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「批判(ひはん)」という言葉を聞くと、
攻撃的であったり何となく
良からぬ言葉と言う感じがしませんか。
悪い言葉では
ないのですが、
現代社会では
悪いイメージで
使われます。
「批判」は大集団からの反対意見として
多く使われている言葉ですね。
今回はそんな「批判」の意味や対義語だけでなく、
対義語の類語まで紹介していきたいと思います。
「批判」の意味は?
「批判」の意味は、
①「物事の良し悪しを検討して評価すること」
②「人の言動の良からぬ点を指摘して、
正すよう意見すること」
となります。
冒頭でも言った通り、現代社会では悪い意見を指摘と言う
②の意味で使われることがほとんどですね。
例として、
「コメントの内容に批判が殺到した」
「外国人に対する差別を厳しく批判する」
「政府の言動を批判する」
などと使われます。
「批判」の対義語は?
「批判」の対義語は、
「同情(どうじょう)」
となります。
「同情」の意味は、
「相手の立場になって感情を共有すること」
「相手の不幸や苦しみを
自分のことのように考えること」
となります。
使い方は、
「残された被害者の家族に深く同情する」
「同情の念を持つ」
「彼を可哀そうに思って同情した」
などです。
「批判」の対義語を言い換えると?
では、先ほどの対義語である
「同情」の類語も見てみましょう。
①「思いやり(おもいやり)」
「思いやり」の意味は、
「相手の立場や気持ちに気を配ること」
「心遣い」です。
「同情」と比較すると、
相手に寄り添う気持ちが弱いです。
使い方は、
「思いやりの心を持って人と接する」
「思いやりのある言葉をかけてくれた」
などです。
②「哀れみ(あわれみ)」
「憐れみ」とも書き、意味は
「相手を可哀そうだと思うこと」です。
「同情」はあらゆる相手に、
「思いやり」は自分と同等以下の相手に
「哀れみ」は目下の相手に使う言葉です。
使い方は、「哀れみをかける」
「彼に対して心の底から哀れみを感じる」
「哀れみに動かされて彼を自由にしてあげた」
などです。
③「哀憐(あいれん)」
「哀憐」の意味は、
「悲しむと同時に憐れむこと」
「相手を可哀そうだと思うこと」です。
使い方は、
「哀憐の情に堪えられない」
「彼に対して深い哀憐の心を持つ」
「哀憐を請う感情」などです。
④「憐憫(れんびん)」
「憐憫」の意味は、
「相手の境遇を哀れむこと」
「可哀そうだと思うこと」です。
使い方は、
「辛そうにしている彼女に憐憫の情を覚えた」
「自分のやつれた姿を見たからか、
彼は憐憫を垂れてくれた」などです。
相手に哀れみの気持ちを望むことを、
「憐憫を仰ぐ」と言うことがあります。
また、「自己憐憫(じこれんびん)」と言って、
「自分自身を哀れむこと」
を意味する四字熟語もあります。
どうでしたか?
私たちは生きている時間が長いほど、
人から「批判」されたり、
人を「同情」する経験が多くなるものです。
どちらも良い意味で使われることが少ないですが、
良く使われる言葉なので
セットで覚えておきましょう。
この記事の監修者
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