謙虚

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今回の「謙虚」の対義語は漢字検定で言うと、

「準2級、2級レベル」

で出題される言葉です。

 

やはり、パッと思い浮かぶ方は

中々居ないでしょう。

ことのは先生
ことのは先生
英語でも
・humility
・modesty
などと、
英語検定準1級
の単語です。

では、「謙虚」の意味を簡単に見てから

対義語を解説していきたいと思います。

【 言葉の庭 】対義語コンテンツ

「謙虚」の意味は?

類語

「謙虚」と言う言葉は

「自分の事を偉い、凄いと思わず、

真面目、素直に取り組む姿勢」

という意味になり、対象は

「物事、人」に対して使います。

 

「物事」に対しては

「真面目で努力家のA君は

学校の期末テストで100点を連発。

しかし、前と変わらずに

真面目に努力を続けている」

「人」に対しては

「幼少期から周りにチヤホヤされ、

甘やかされて育ったBさん。

自分に厳しく人に優しくを

モットーに過ごしている」

などと言ったりします。

 

似た意味を持つ言葉で

「控えめ」という言葉がありますが、

より丁寧な言い回しが

「謙虚」と考えましょう。

「謙虚」の3つの対義語は?

対義語

「謙虚」の対義語として挙げられるのは

①「尊大(そんだい)」

②「傲慢(ごうまん)」

③「高飛車(たかびしゃ)」

となります。

 

では、それぞれ簡単に見ていきましょう。

①「尊大(そんだい)」

「尊大」の意味は

「自分を必要以上に評価し、

偉そうな態度で人を見下す様子」

例えば、

「私は勉強、スポーツが出来て1番人気。

そんな私と何で勝負しても

勝てる人はここには居ません」

などと言ったイメージですね。

 

②「傲慢(ごうまん)」

「傲慢」の意味は

「中身を伴わず見下すさま」

です。

 

例えば、

「何事にも優れているが、

人をバカにして全く魅力がない」

といったイメージの人です。

 

③「高飛車(たかびしゃ)」

「高飛車」の意味は

「相手に対して高圧に接するさま」

となります。

 

由来はその言葉の通り

将棋の飛車から来ていて、高圧的に

攻めていく戦い方からできた言葉です。

 

ドラマや映画をよく見る人ですと、

高飛車なお嬢様のようなキャラクターを

頭に思い浮かぶかもいしれませんね。

「謙虚」で最も反対の言葉はどれ?

反対

今回は「謙虚」の反対と言うことで、

何となく嫌な感じの人を

思い浮かべる言葉が多かったですね。

 

今回紹介した言葉

「尊大、傲慢、高飛車」

全て対義語として成立しています。

 

ただし、あえて選ぶとすれば

「謙虚」「尊大」

のセットが最も適切だと考えられます。

 

イメージとしては、

謙虚:自分を下におく

尊大:自分を上におく

といったニュアンスが最も近い形で

表現している言葉と言えます。

 

やはり難しい言葉の対義語は

複数あることが多いのが現状で、

「好き」「嫌い」

「賛成」「反対」

のように単純でありませんね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。