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「期待」という言葉は、

あらゆるシーンでよく聞く言葉です。

 

例えば、ある人に何らかの望みがあると、

軽い感じで「期待してるね。」

などと声をかけることはありますよね。

 

では、今回はそんな

「期待」の対義語、意味

について見ていきたいと思います。

「期待」の意味は?

「期待」の意味は、

「あることが叶うのを望んで

心待ちにすること」

「当てにして待ち構えること」です。

ここで言う

「あること」「当てにしていること」

とは、これから起こることで良い結果です。

 

使い方として、

「活躍を期待している」「期待外れ」

「ご期待に沿えず申し訳ございません」

などがあります。

「期待」の対義語は?

「期待」の対義語は、

「失望(しつぼう)」です。

「期待」の意味が「望みを持つ」ことなら、

「失望」の意味は

「望みを持てなくなること」です。

 

もっと言うなら

「期待」が将来に対する気持ち

「失望」が結果に対する気持ち

を表しています。

 

つまり、

「失望」で望みを持てなくなるのは

良からぬ結果になったからで、

「失望」は具体的に

「期待通りに行かずにがっかりすること」

を意味しています。

 

例えば、

「将来に失望する」

「失望を隠せないでいる」

などの使い方があります。

「期待」の対義語の言い換えは?

さらに、

「失望」に似た言葉を2つ見てみましょう。

①「落胆(らくたん)」

「落胆」の意味も「失望」と同じように、

「期待通りに行かずにがっかりすること」

です。

 

「落胆」に似た言葉に

「気を落とす」という言葉もあるのですが、

どちらかと言うと

「気を落とす」の方が気軽に使える言葉です。

 

「落胆」は「気を落とす」よりも固い表現で、

「試験をクリアできず落胆する」

「選考に落ちて落胆する」

などの使い方ができます。

 

②「がっかり」

「失望」の類語の中でも、

もっとも親しみやすい言葉が

「がっかり」です。

 

「がっかり」の意味は、

「希望が無くなって気力を失うこと」

「非常に疲れきること」です。

 

「がっかり」が幅広く使える言葉で、

「試験の結果にがっかりする」

「ボーナスが減ってがっかりする」

のように使えます。

 

ただ、

「失望」「落胆」は

「○○の色を隠せない」という使い方ができても、

「がっかり」は「がっかりの色を隠せない」

とは言いません。

 

「がっかり」する内容を明らかにした上で、

「がっかり」を使うのが適切です。

 

どうでしたか?

自身が「期待」していることを、

頭の中で色々考えることもあります。

 

しかし、それが叶わない時、

対義語のような気持ちになるのでしょうね。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。