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「承認」と言う言葉は親しい間柄では

あまり使わないのですが、

ビジネスシーンではよく使います。

 

いずれにしても「承認」は、

ビジネスでよく使うほど

重要な意味を感じさせる言葉です。

 

ただ、「承認の対義語は?」と聞かれると、

「分かりそうで分からない。」

と言う方もいるのではないでしょうか。

 

では、今回は「承認」の

対義語について解説しましょう。

「承認」の意味は?

「承認」の意味は、

「ある物事が事実であることを認めること」

です。

事実を認めるだけでなく、

同時に「許可すること」も

「承認」となります。

 

例えば、

事実であることを認める場合には、

「相手の権利を承認する」と言います。

 

許可を含めて認めてもらう場合には、

「上司に承認してもらう」と言います。

 

「承認」はビジネスシーンで

よく使われるように、

ただ単に「認める」よりも

重要な意味が込められています。

「承認」の対義語は?

「承認」の対義語と言えば、

つい「不承認」なんて

言ってしまいそうですよね?

 

本来の反対の意味を持つ対義語は

「否認(ひにん)」

になります。

「否認」の意味は、

「ある物事を事実として認めないこと」

「承認しないこと」です。

 

例えば、

「犯行を否認する」「容疑を否認する」

などの使い方は、

ニュースやサスペンスでよく聞きませんか。

 

他にも、

「証書の成立を否認する」「制度を否認する」

などの使い方もあります。

「承認」の対義語に近い言葉は?

では、「承認」の対義語を

他の言葉に言い換えれるのも

2つ紹介していきます。

①「拒否(きょひ)」

「拒否」の意味は、

「相手の言動を否定すること」

「相手の要求や提案を認められず断ること」

です。

 

例えば、

携帯やスマホ、パソコンなどで

電話やメールをしている方だと、

「着信拒否」「メールの受信拒否」

などをしたことのある方も多いでしょう。

 

学生さんだと「登校拒否」

と言う言葉を使ったり、

耳にしたりすることもあるでしょう。

 

これらの例だと

「拒否」の対象となるのが、着

信やメール受信、登校などの

行動になります。

 

要求や提案を「拒否」する場合には、

「相手からの質問を拒否する」

「相手からの協力を拒否する」

などの使い方があります。

 

②「防衛(ぼうえい)」

「否認」の類語が「防衛」と聞いて、

「なぜ防衛?」と思った方も多いでしょう。

 

「防衛」の意味は

「拒む」「否定する」「断る」ではなく、

「攻撃を防いで安全を守ること」です。

 

「承認=認める」と「防衛=守る」は、

全く繋がりのない言葉のように感じます。

 

ここで、Aさんが犯罪の容疑を

かけられることを

イメージしてみましょう。

 

容疑を認めるとしたら「承認」ですし、

否定するとしたら自分の身を守る意味から

「(自己)防衛」になるでしょう。

 

ただ、

「容疑を防衛する」なんて言い方は、

普通はしません。

 

あくまでも「防衛」の意味が、

「否認」に近いだけと考えてください。

 

どうでしたか?

自分が「承認」することもあれば、

相手に「承認」してもらうこともあるでしょう。

 

必然的に反対の対義語も

使用することも多いので、

覚えておいて下さいね。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。