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「機能」という言葉は学生の方だと、

理科や生物の授業でよく使いませんか。

 

あるいは、

日常的にもよく「体の機能」とか、

「車の機能」などと言います。

 

しかし、いざ

「機能ってどういう意味?」と聞かれて、

明確に答えられない方も多いでしょう。

 

では、今回はそんな

「機能」の意味、対義語

を紹介したいと思います。

「機能」の意味は?

「機能」の意味は、

「特定のものに元々備わっている働き」

「全体の構成部分が果たしている独特の役割」

「働きや役割を果たすこと」です。

例えば、

「内臓の機能」「機能に異常が見られる」

「組織が上手く機能している」

などのような使い方があります。

 

「機能」という言葉は

機械や組織、人、動物など、

様々なものに対して使うことができます。

「機能」の1つ目の対義語は?

では、

「機能」の対義語を見ていきましょう。

①「装飾(そうしょく)」

「装飾」の意味は、

「身体や物などを

綺麗に見えるように飾ること」です。

 

「装いや飾りそのもの」を

意味していることもあります。

 

「機能」は内面を表す言葉

であるのに対して、

「装飾」は外面を表す言葉です。

 

また、

「装飾」という言葉は

「近代的な装飾」「店内を装飾する」

などのような使い方ができます。

 

さらに、

「装飾」と似た言葉も見てみましょう。

 

◇「虚飾(きょしょく)」

意味は、

「内面以上に外面ばかりを美しく見せること」

です。

 

さらに、

「虚飾」と似た言葉に

「粉飾(ふんしょく)」もあるのですが、

意味は

「悪い部分を隠して

良いものに見せようとすること」です。

 

「虚飾」「粉飾」「装飾」の関係は

「装飾<虚飾<粉飾」の順に悪意が

強く感じられる言葉になっていきます。

 

「虚飾」は「虚飾を張る」

「粉飾」は「事実を粉飾する」

のような使い方ができます。

「機能」の2つ目の対義語は?

次にもう一つの

「機能」の対義語を見ていきましょう。

②「無能(むのう)」

「機能」には「能力」を表す意味もあるので、

対義語として「無能」も考えられます。

 

「無能」の意味は、

「才能・能力などがないこと」

「機能を果たさないこと」です。

 

例えば、

「無能な人」「無能視される」

「この種類の学問は無能である」

などの使い方ができます。

 

こちらも、

「無能」と似た言葉も見てみましょう。

 

◇無力(むりょく)

意味は「力が及ばないこと」

「勢力・能力・体力に欠ける様」です。

 

例えば、

「自分の無力さを痛いほどに思い知った」

「怪我で無力な状態」

などのような使い方ができます。

 

「自分の力が及ばずむなしく感じること」

を表す言葉に、

「無力感」という言葉があります。

 

どうでしたか?

意味が分からなければ、

対義語もなかなか思い浮かばないです。

 

改めて使い方や意味を理解していくと

自然と会話や文章の幅が広がりますね。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。