具体的

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今回解説する言葉は「具体的」です。

ことのは先生
ことのは先生
英語では
・concrete
・definite
・specific
などと、色々な
表現があります。

では、さっそ簡単に意味を見てから

対義語を解説していきたいと思います。

【 言葉の庭 】対義語コンテンツ

「具体的」の意味は?

意味

「具体的」とは、

「確かな事実に基づいた内容」

「ハッキリとして確かな事実」

という意味です。

 

例えば、

・なんとなく、お金持ちになりたい

・なんとなく、野球選手になりたい

と思うことは具体性がありません。

 

例えば、野球選手を目指すうえで、

・小学校から毎日素振りをする

・高校は甲子園常連校に入学する

など、夢に向かって何をするかを決めて

動くことが具体的な行動となります。

 

「具体的」と言うのは、何をするにおいても

とても大切なことかもしれませんね。

「具体的」の対義語は?

対義語

「具体的」の反対と言えそうな言葉に

「抽象的」「概念的」「曖昧」「朧気」

などがあります。

 

「具体的」の対義語として適切なのは

「抽象的」になります。

 

意味を見ると、

具体的:確かな事実に基づいた内容

抽象的:不確かな情報や表現

となります。

ことのは先生
ことのは先生
「抽象的」は
美術作品などの
感想を表現する際に
用いられますね。

つまり、美術作品は作者の感性によって

創造されたものです。

 

作者の感性を

そのまま言語化するのは難しいため、

・なんとなく、すごいと感じる

・なぜか、引き込まれる凄みがある

のように、抽象的にしか

表現できないものも存在します。

 

また、抽象的には

「単純化させて再度作り直した形」

といった意味も持ちます。

 

では、他の「具体的」の対義語に

非常に近い言葉も簡単に見てみましょう。

「具体的」の対義語を言い換ると?

類語

では、「抽象的」の類語を3つ紹介します。

①「概念的(がいねんてき)」

「概念的」の意味は、

「事柄をおおまかに捉える」

「大枠を把握する」です。

 

つまり、物事の細部を理解する前に、

大枠を捉えることにより

理解を深める為の考えと言えるでしょう。

 

②「曖昧(あいまい)」

「曖昧」は「ハッキリしない態度や様子」

を指します。

 

「曖昧な返事」のように、

物事をはっきりさせたくない時や

まだ物事を決めきれずにいる状態

に使われます。

 

③「朧気(おぼろげ)」

「朧気」には

「ハッキリしない様子や記憶」を指します。

 

「曖昧」と非常に似ていますが、

「朧気」の方が表現を濁す意味合いが強いです。

 

「朧気」は伝えたいけれど、

覚えていないときの前置きとして

「朧気な記憶で申し訳ありませんが」

などと使う事ができます。

 

また、はっきりと見えない様子を

表すために「月が朧気に見える」

といった表現もあります。

「具体的」の対義語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
具体的の対義語
「抽象的」
抽象的の類語
「概念的」
「曖昧」
「朧気」

どうでしたか?

基本的には「具体的」「抽象的」

組み合わせとなります。

 

ただ、日常会話などで使う場合は

「曖昧」などが一番自然かもしれませんね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。