飲む

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「飲む」と言う動詞は

「接待」「飲み会」「飲食店」

など敬語が必要なことが多い言葉ですね。

ことのは先生
ことのは先生
「飲む」は
マ行五段活用動詞で、
漢字で書くと
「飲む・呑む」
の2種類あります。

では、この「飲む」を

尊敬語・謙譲語・丁寧語に分けて

解説していきたいと思います。

「飲む」の尊敬語は?

尊敬語

「飲む」の尊敬語は

①「お飲みになる」

②「召し上がる」

となります。

 

①の「お飲みになる」

「お」から始まり「になる」で終わる

尊敬語の一般的な形です。

 

主に相手が飲むかどうか尋ねる時や

飲食店の店員さんなどが使う言葉で

「温かいうちに、お飲み下さい。」

のように使われます。

 

②の「召し上がる」は①「お飲みになる」より

つつしんだ表現になります。

 

「召し上がる」は「召す」と「上がる」が

組み合わさった言葉で、

「召す」は「召し」の連用形

「上がる」は「敬う」となります。

 

使い方として

「どうぞ、召し上がって下さい。」

のように使い「召し上がる」の前に、

「是非」「よろしかったら」という言葉をつけると

さらに丁寧な言い方だと思われるでしょう。

 

ちなみに、「召し上がる」の語源として、

最初は「召しもの」と言われてたそうです。

 

ただし、感覚的な話になりますが、

「薬を飲む」を「薬を召し上がる」

とは言わないです。

 

この場合、「薬は飲まれましたか?」

「薬をお飲みになりましたか?」

という方が自然に聞こえますので、

何を飲むかによっても表現は

少し変わるかもしれません。

「飲む」の謙譲語は?

謙譲語

「飲む」の謙譲語は

①「いただく」

②「くださる」

となります。

 

①の「いただく」は「してもらう」といった意味があり、

「してもらう」は補助動詞です。

 

使い方として

「今回の営業で高評価をいただくことができました。」

のように使います。

 

「いただく」の類語に②「くださる」があります。

 

「いただく」だと

「辞書をいただいた」となり

「くださる」は

「辞書をくださった」です。

「飲む」の丁寧語は?

お茶

「飲む」の丁寧語は

①「飲みます」

となります。

 

①の「飲みます」は、

「先ほど、お茶を飲みました。」

「義妹さんは日本酒を飲みますか?」

などと、シンプルに丁寧に

言いたいときに使います。

 

どうでしたか?

筆者の経験でも、敬語を正しく使うことで

「礼儀正しい人」というように見られ、

対人関係で有利に働いたことがあります。

 

日本語はあまりに複雑なので

私も間違えていることはあると思いますが、

色々な言葉を学ぶ習慣をつければ

少しずつ正しい言葉を使えるのかもしれませんね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。