来てもらう

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日本語の使い方は本当に難しいです。

 

「来てもらう」と言う言葉は

目上の方に使うのは明白ですが、

敬語の誤用も多いフレーズと言えます。

ことのは先生
ことのは先生
よく
「ご足労様です」
という言葉が
使われますが、
これは間違いです。

他にも誤用しやすい表現があり、

正しい敬語も何パターンもの表現があります。

 

今回はそんな「来てもらう」の

敬語を解説していきたいと思います。

では、さっそく見ていきましょう。

「来てもらう」の誤用されている敬語とは?

敬語

先ほどふれましたが

①「ご足労様です」

②「来てもらっていいですか」

の2つの言葉です。

 

これを見ると、

①の「ご足労」自体は敬語ですし

②は「来て欲しい」が丁寧になっているので

両方とも敬語のようにも思えますが、

実は命令表現にもなっていますので注意しましょう。

「来てもらう」の敬語は?

敬語

最も一般的な表現としては

①「来てください。」

②「来ていただけますか。」

となります。

 

さらに丁寧な印象を与えたい場合は

③「お越しください。」

④「お越しいただけますか?」

となります。

 

また、相手に与える印象を柔らかくした場合、

⑤「おいでください。」

⑥「おいでいただけませんか?」

も使用でき、女性が使いやすい言葉でしょう。

 

こちらも女性が使うのがほとんどですが、

⑦「いらしてください。」

⑧「いらしていただけませんか?」

などの表現があります。

 

誤用されやすい所にも出てきた

「ご足労」は行く、歩くなどの敬語です。

 

この使い方としては、

⑨「ご足労おかけします」

⑩「ご足労いただきありがとうございます」

と言うと良いでしょう。

 

これらはビジネスメールや手紙などでも使用しやすく、

目上の方の印象も良いので覚えておきましょう。

 

どうでしたか?

敬語はビジネスマナーにとって重要なものです。

 

ゆとり世代などの言葉が出てくるほど、

年上の方は礼儀や節度、綺麗な敬語に

飢えている時代なのかもしれません。

 

こういう少しの言葉遣いで

他の人と一歩差をつけれると良いですね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。