近いうちに

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今回は「近いうちに」

の敬語について紹介したいと思います。

ことのは先生
ことのは先生
「近いうちに」は
「時間の隔たりが
少ない」
という意味で
使われる
言葉ですね。

それでは、さっそく見ていきましょう。

「近いうちに」の敬語は?

敬語

「近いうちに」は副詞ですので、

「見る」の「ご覧になる、拝見する」

のような決まった敬語表現がありません。

 

とは言え、

ビジネスシーンや契約などの場面で

「近いうちに」という曖昧な表現は

好ましくありません。

 

そこで、その場に合った

言い換えでより丁寧な表現に変える

ことで敬語表現をしましょう。

 

時間的に隔たりがかなり少ない時、

①「しばらく」

②「間もなく」

③「程なく」

④「少々」

⑤「早急に」

⑥「近々」

などが使えます。

 

「少々お待ちください」といえば、

その場で待っていられる程度の時間

「しばらくお待ちください」といえば、

すぐの場合や数日待つこともあるでしょう。

 

「近いうちに」は社交辞令で用いることもあり、

「近いうちに会いましょう」といえば、

すぐ会うこともありますが、

二度と会わないこともあります。

 

文語的に言い換えるのであれば

⑦「近日中に」

⑧「遅からず」

⑨「そう遠くない将来」

などの言い換えが考えられます。

「近いうちに」の類語は?

類語

時間的な隔たりが少ないことを表す

「近い」の類語としては、

「近時(きんじ)」「近来(きんらい)」

「輓近(ばんきん)」「最近(さいきん)」

「近頃(ちかごろ)」「近々(きんきん)」

などが挙げられ、

全て「最近」のような意味を持つ言葉です。

 

こういった言葉を使って

「近頃お会いできることを楽しみにしております」

などと言い換えるのも良いでしょう。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。