この記事は約 2 分で読めます。
物事が良い方向に変化した時、
「改善」という言葉をよく使いませんか。
特に仕事や地域活動などで
良からぬことが起こると、
それが起こらないように
「改善策」を考えることがあります。
このように色々な場で使われる
「改善」という言葉について、
意味や対義語を見ていきましょう。
「改善」の意味は?
「改善」の意味は、
「悪い点を改めて良い物にしていくこと」
です。
例えば、
「業績を改善する」
「生活習慣を改善する」
などの使い方があります。
「改善点」とか「改善策」など、
単語としての使い方もあります。
ちなみに、
「改善」は世界的にも使われており、
トヨタの生産方式をよく表している言葉です。
「改善」の対義語は?
では、「改善」の主な対義語を
4つ紹介していきます。
①「改悪(かいあく)」
「改善」の最もわかりやすい対義語は
「改悪(かいあく)」です。
「改悪」には
「物事を改めた結果、
余計に悪くなってしまうこと」
と言う意味があります。
例えば、
「自己判断でルールを改悪する」
のような使い方ができます。
「改善」も「改悪」もいずれも、
物事を改める点では共通しています。
ただ、
両者は改めた後の結果が正反対で、
「改善」では良い方向
「改悪」では悪い方向
に向かうことを意味しています。
②「悪化(あっか)」
「悪化」の意味は、
「状態がだんだんと悪くなっていくこと」
です。
今までの状態が良い悪い関係なく、
今までの状態よりも
悪くなっていくことを意味しています。
例えば、
「症状が悪化する」「関係が悪化する」
などのように使います。
「悪化」の対象となるのは、
主に病気・情勢などです。
技術や能力、文化、組織などは、
基本的には「悪化する」とは言いません。
③「退化(たいか)」
「退化」の意味は、
「進歩せずにどんどん衰えていくこと」
「以前よりも規模が縮小すること」
などです。
「生物の発生・成長過程で
組織が衰えたり、縮小したり、
消えたりなどすること」
を意味する場合もあります。
「悪化」は病気・情勢などを
対象としているのに対して、
「退化」は主に
技術や文化などを対象としています。
なので、
「文明が退化する」「記憶力が退化する」
などのような使い方をします。
④「退歩(たいほ)」
「退歩」の意味は、
「技術レベルが以前よりも悪くなること」
「後戻りすること」です。
「退歩」は「改悪」「悪化」よりも、
「退化」に近い言葉です。
つまり、
「退化」と同じように
技術や文化などを対象に使えます。
例えば、
「技術が退歩する」「記憶力が退歩する」
などのような使い方があります。
「退化」と異なるのは、
「退歩」では生物を対象としていない点です。
どうでしたか?
基本的には
「改善」「改悪」
の組み合わせが適切です。
「改善」と言う言葉
「病気が改善した」「機能が改善した」
と、とにかく幅広く使える言葉です。
つまり、その反対の意味も
その状況に合った言葉を
選ぶ必要がありそうですね。
この記事の監修者
こんな記事を書いています
- 男の子2022.08.21「平成元年生まれ」の男の子の名前ランキングTOP10!
- 女の子2022.08.21「平成元年生まれ」の女の子の名前ランキングTOP10!
- 対義語2022.06.14「反面教師」の対義語は3つ!?最も反対となる意味はどれ?
- 対義語2022.04.20「ありがとう」の4つ対義語とは?正しい反対の言葉はどれ?