呆気にとられる

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今回は「呆気にとられる」

という慣用句について紹介します。

ことのは先生
ことのは先生
英語では、
「amazed」
「fascinated」
「be taken back」
などと表現できます。

今回は意味や語源だけでなく、

言い換えの類語まで

解説していきたいと思います。

 

では、さっそく見ていきましょう!

「呆気にとられる」の意味、使い方は?

意味

まず「呆気にとられる」とは、

「あまりの出来事に驚いたり、

呆れたりすること」

を意味します。

 

よく使われるのは

人が突拍子もないような行動をした時、

例えば料理であり得ない失敗を見て

「あまりの下手さに、呆気にとられる」

と言い表すことが出来ます。

唖然とする

またこれは知らない方も

いるかもしれませんが、

演劇やスポーツの試合で、誰かに対して

「目が離せないくらい素晴らしい」

と感じたことはありますか?

 

この場合、

「素晴らしい演技を見て、呆気にとられる」

と言い表すことが出来ます。

「呆気にとられる」の語源は?

語源

次に、この慣用句の語源を紹介します。

 

「呆気にとられる」の「呆気」は、

「開口(あんけ)」と呼ばれる

室町時代に使われた擬態語が由来です。

 

「あんけ」とは、

「口を大きく開けてぽかんとする」

ことを表す言葉で、それが

「呆気」になったとされています。

 

また「とられる」とは、

「その状態に憑りつかれたようになる」

ことを表します。

 

この二つの言葉の意味が繋がって、

「呆気にとられる」

=「ぽかんとした状態に憑りつかれる」

=「驚いたり、呆れること」

として使われるようになりました。

「呆気にとられる」の類語は?

類語

最後に、「呆気にとられる」の

言い換えた言葉を紹介します。

 

代表的な類語は、

「開いた口が塞がらない」

というものがあります。

 

「呆気にとられる」という言葉も

「開口(あんけ)」が由来なので、

「開口のままである」

=「開いた口が塞がらない」

=「あまりの出来事に驚くこと」

を意味し、大きな違いはありません。

 

この他にも、

「唖然(あぜん)とする」「言葉が出ない」

「面食らう」「驚かされる」

などがあります。

 

どうでしたか?

簡単に説明させて頂きましたが、

「分かりやすかった!」

と思ってもらえれば嬉しいです。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。