来てもらう

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日頃から使っている言葉の中には

「実は意味をよく知らない」

「曖昧な理解」のまま

何となく使っている言葉が

溢れていますよね?

 
今回は中学校で習う言葉

「促す」の意味、読み方、対義語、類義語

を改めて見てみたいと思います。
 

「促す」の読み方、意味は?

促すの読み方は

「うながす」

と読みます。
 

意味は

  • 物事の進み具合を早める
  • 催促する

のような意味があります。
 

「促す」は名詞と並んで日本語の中で

基本的な品詞、動詞です。
 

一言のみでも意味を持ちますが、

言葉を組み合わせる事でより

深い意味を持つとされています。
 

例)「促す」と「注意を促す」…
 

促すだけでも物事を急かす

意味がありますが、

「注意を」を加える事で

何に対して急かすのかが明確になります。
 

「促す」の使い方、例文を紹介!

「促す」と言う言葉は

どのような状況にも使えます。
 

実際使い方としていくつか例文と

その意味を紹介します。
 

 
①私は教育係として彼に

反省を促したいと思います。
 

 →私は教育係として彼に指導を

行っていたにもかかわらず、

彼が間違いを犯したので

「反省」する事をすすめている。
 

②彼に翻意を促すのは私の本意ではない。
 

→彼がすでに気持ちを

決めている事柄に関して、

その気持ちを変えさせるのは

私自身の思いではない。
 

③子どもの病気に対して周囲に理解を促す。
 

→子供が病気の為

「いつ何時、何が起こるかわからない」

という事を周りの人に知っても

らうように説明する。
 

「促す」の対義語、類義語は?

日本語の言葉には

対義語、類義語が存在する

ものが多くあります。
 

その中でも「促す」の言葉に

フォーカスを当てて見ていきましょう。
 

【促す対義語】

「促す」の対義語は

「妨げる:(さまたげる)」

です。
 

促すには物事を進めるという

意味を持つ反面、

妨げるには物事が進むのを止める、

邪魔をするという意味があります。
 

 

ついでに

この例文も見てみましょう。
 

「妨げる」の例文

  • 会長にはA氏こそが相応しい。
  • その為にはB氏の再選を妨げなければならない。

  • 彼女の会社は同業者によって営業が妨げられ
  • 業績が悪化している。

  • 私には進みたい道がある。
  • しかし両親はその道筋を妨げようとしてくる。

例文を見る限り「妨げる」は

良い意味ではない事が分かります。
 

【促すの類義語】

「促す」の類義語には

  • 「焚きつける」
  • 「煽る」
  • 「突き動かす」

等があります。
 

「促す」の英語表記は?

英語表記は

「Encourage」

です。
 

読み方は「エンカレッジ」

英語としては英検準2級レベルの言葉で

高校1年生で習う英単語です。
 

どの言葉も物事を早める際に使われますが、

使い方によっては良い印象を

与えない場合もあるので

言葉の前後に合わせて使う必要があります。
 

促すについて少し理解を

深めて頂けましたでしょうか?
 

 
言葉は使い方や選び方によって

人に与える印象がガラっと

変わってしまう場合があります。
 

「促す」については

今ここで様々な情報を得て

頂いたので自信を持って

使って頂ければと思います。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。