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「見つける」は自分の目に入ったものを
見つけた時に使う言葉で、
単純な「行う・見る・会う」のような
動詞ではありません。
カ行下一段活用
の動詞となります。
この「見つける」を敬語で表現するのは
難しく感じますよね。
実際「見つける」には
「見る→ご覧になる」
のような、決まった尊敬語などがありません。
では、どうのような表現になるのでしょうか?
さっそく見ていきましょう。
「見つける」の尊敬語は?
「見つける」の尊敬語は
「見つけたようです」
(見つけたようだ)
となります。
使い方として
「この先で見つけたようです」
このようになります。
「見つけたようです」は
「見つけたようだ」を丁寧にした表現です。
「見つけ」は動詞「ようだ」は助動詞となり、
助動詞の「た」「ようだ」が
動詞の「見つけ」をフォローしています。
ちなみに「〇〇ようだ」は、
中世末期以降あたりから使われていたそうです。
「見つける」の謙譲語は?
「見つける」の謙譲語はないに等しいですが、
遠まわしに表現するのであれば
「ございます」
と言い換えることができます。
「ございます」は存在する事を意味し、
「ござる」に「ます」が加わった形となります。
使い方として
「こちらの商品のサイズ違いはございますか?」
こんな風になります。
「見つける」の丁寧語は?
「見つける」の丁寧語は
「見つけます」
となります。
「見つけます」は他動詞で、
「今後の仕事先を見つけます。」
のように使います。
「見つける」の敬語が無い!丁寧に言い換える方法は?
これまで、丁寧語以外は少し強引な表現でしたね。
実際に敬語が無い言葉はたくさんあるので、
そんな時は「見つける」の意味を考えてみます。
1. 発見する。見出す。
例:「探し物を見つける」「新たな才能を見つける」
2. いつも見ていて慣れる。見慣れる。
例:「いつも見つけている景色」
そこから類語を考えて見ます。
・探し出す
意味:探して見つけ出す。
「問題を探し出す」
・発見する
意味:方々を探し回って見つけ出す。
「財宝を発見する」
・探り当てる
意味:色々捜しまわって、目的のものを見つける。
「相手の秘密を探り当てる」
・つきとめる
意味:色々調べて不明な点をはっきりさせる。
「事故の原因をつきとめる」
・見出す
意味:外からは見えにくい事柄を見つけ出す。
「弟子の才能を見出す」
例えば類語として、「発見」があります。
何かの研究発表の場で、
「我々の研究チームが見つけました○○が…」
「我々の研究チームが発見いたしました○○が…」
(丁寧語の言い換え)
「あなたの研究チームが見つけた○○が…」
「あなたの研究チームが発見されました○○が…」
(尊敬語の言い換え)
というように言い換えて敬語にすると、
より丁寧になります。
少し特殊な動詞の敬語を挙げてみましたが、
こういった場合は自分の状況に合った
(合うの敬語、探すの敬語、見るの敬語など)
類語表現も考えてみると良いですね。
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