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みなさんは、口腔外科をご存知でしょうか。
漢字の読み方だけでなく、
病院の科目としても何をやっているか
分からないという人も多いでしょう。
今回は
「口腔外科」の読み方に合わせ、
何をしているのか
等をまとめたので早速見ていきましょう。
「口腔外科」って何?
口腔外科とはその文字を見れば
「口」の疾患について、
外科的な処置を施す科目
だということが分かるでしょう。
しかし、この場合は単なる
「口」ということではなく
「口腔」ということです。
これまでの内容を踏まえて、
「口腔外科」が対応する疾患に
ついて考えたときに、
同じ口の中の疾患であっても、
「虫歯」や「歯周病」は「歯科」で
治療しているという事実があることに、
素朴な疑問を抱くことに
なるのではないかと思います。
したがって、それは、口の内側の
空虚な部分という意味になりますので、
口の中の、咽頭(いんとう)。
上は鼻腔(びくう)から下は食道の上端まで
と思われがちです。
現実のそれが意味するところでは
唇や顎(あご)の骨
顎(がく)関節なども
その守備範囲に入っています。
治療範囲としては
- 顎(あご)
- 口腔領域の難抜歯
- 外傷(がいしょう)
- 炎症(えんしょう)
- 嚢胞(のうほう)
- 腫瘍(しゅよう)
といった治療、手術が可能です。
多くの場合は歯科では対応が難しい症状の
リスクがあるものを取り扱っています。
「腔」の読み方は?
そこで、「腔」とは何なのでしょうか。
この漢字の訓読みは、
「うつろ」であって、
体の内側の空虚な部分を意味します。
使われる単語としては
- 腔腸動物
- 体腔
- 腹腔
- 鼻腔
- 口腔
- 胸腔
といった使い方をします。
「口腔外科」の読み方は?
しかし、医学ではこれを「くう」と読みます。
つまり、「口腔」は、「こうくう」と読みます。
したがって、「口腔外科」は、
「こうくうげか」と読みます。
いずれにしましても、
「口腔外科」を「コウクウゲカ」と
読むことが分かっても、
会話の中で「コウクウ」と聞けば
通常は「航空機」や
その運行会社の「航空」の文字が
真っ先に頭に浮かぶことから、
最初は正しく理解できないかもしれません。
このことをよい例として
会話の中で聞いた「語音」から
正しい「文字」へと
頭の中で瞬時に変換できるように
日ごろから心がけたいものです。
この記事の監修者

- 現役の国語教師です。形式的なWeb辞書のようなものではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえるサイトを目指します。
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