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人とコミュニケーションを取っていく中で、

他人行儀な人はたくさんいます。

 

しかしふと、

この「他人行儀」という言葉、

意味を考えてみると

分からなかったりしますよね。

 

今回はそんな四字熟語

「他人行儀」の意味についてまとめました。

「他人」「行儀」それぞれの意味は?

「他人行儀」は「たにんぎょうぎ」と読み、

「会社の同期が、

いつまでたっても他人行儀です。」

などと使います。

 

この四字熟語は「他人」と「行儀」

という言葉から成り立っている四字熟語です。

 

「他人」の意味は

「自分以外の人」「親しくない人」

「関係がない人」

などがあります。

 

「行儀」の意味は

「作法や規則に当てはまるかどうか

という観点から見た立ち居振る舞い、行い」

などがあります。

 

「行儀」は元々は仏教の修行や儀式についての

規則や方法を意味する仏教語です。

 

これでこの四字熟語の意味も

少し想像もできますね。

 

では、本題である

「他人行儀」の意味を見ていきましょう。

「他人行儀」の意味は?

意味は、

①「親しい関係にも関わらず、

他人のような振る舞いをする事」

②「関係のない第三者のように、打ち解けない事」

です。

 

親しいのに他人のように振る舞ったり、

そもそも誰にも打ち解けない人にも使われます。

 

「他人行儀」の意味を見ると、

あまり印象が良くない気もしますが、

「他人行儀」という言葉は必ずしも

印象が悪い言葉ではありません。

 

他人行儀は礼儀正しく振る舞う事

というニュアンスでも使えます。

 

例えば、

『彼女の挨拶は他人行儀で礼儀よく見えた。』

しかし、

その言葉が使われる状況や、

使った人の感情などによっても

言葉に対する印象は変わります。

 

同様に、悪い意味しかないと思っていた言葉が、

調べてみると悪い意味ではなかったり

良い意味もあったりする場合があります。

 

言葉は奥が深く、こうやって調べてみると

たくさんの知識がついて会話の幅が

広がるのではないでしょうか?
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。