心做し

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「心做し」をどう読めば

良いのかと考えたとき、

問題になるのは「做」の漢字でしょう。

ことのは先生
ことのは先生
この漢字は
漢字検定1級
の文字で、主に
「心做し」
「見做す」
等に使われます。

では、「心做し」の読み方から

意味解釈、類語など幅広く

解説していきたいと思います。

「心做し」の読み方は?

読み方

「做」の漢字一文字では、

音読み「サ、サク」

訓読み「な(す)」

となります。

 

もうお分かりだと思いますが、

「心做し」は「こころなし」

「見做す」は「みなす」

などと読みます。

 

ちなみに、

「見做す=看做す」とも書きます。

「心做し」の意味、使い方は?

意味

まず、「做」の漢字がもつ主な意味は、

「なす」「おこなう」

「(~に)なる」「つくる」

などです。

 

つまり、「心做し」の意味は

「こころが(~に)なる」

と言うようなことから、

「心の中で思う、思いなす、気のせい」

という意味になります。

 

心の中で思うと言っても、

「自分の中で勝手に思っている」

と言うような状態で使う言葉です。

 

具体的例としては、

「彼は心做し楽しそうだ」と言えば、

「彼は楽しそうに見える」

「彼女は心做しか機嫌が悪そうだ」と言えば、

「彼女は、気のせいか機嫌が悪そうだった」

という解釈が成り立ちます。

 

ちなみに、

「見做す(みなす)」の意味は

「見極める、見届ける」

となります。

「心做し」の類語、対義語は?

対義語

以上のような

「心做し」の意味を踏まえると、

その類語としては

「思い込み、思い過ごし」

「考え過ぎ、誤認、気のせい」

などが挙げられます。

 

また、反対の意味の

「正しい(認識、決定)、客観性、確か」

などが考えられます。

 

どうでしたか?

簡単に幅広く説明しましたが、

ためになった、などと

思ってもらえると嬉しいです。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。