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普段「せっかくの機会なのに残念。」
とか「また機会があったら
ご一緒しましょう。」
などと使うことはありますよね。
「機会」は実に便利な言葉で
せっかくのお誘いを断る時にも、
挨拶程度のお誘いをするのにも
使える便利な言葉です。
では、今回はそんな
「機会」の意味、類義語
もチェックしてみましょう。
「機会」の意味は?
「機会」の意味は、
「何かを行うのに丁度良い時期」
「何かを行うのに状況的に好ましい折」
などです。
日常的なシーンからビジネスシーンまで、
あらゆるシーンに使える無難な言葉です。
例えば、
「昇進の機会」「交流の機会」
「教育の機会」など、
自分にとってプラスになる
可能性のある出来事に
「機会」を付けて使うことがよくあります。
あるいは、最高の可能性に巡り合うと、
「絶好の機会」と言うこともあります。
また、
機会の内容は漠然としていても、
「また機会があったら」と挨拶程度の
お誘いをすることもできます。
「機会」の類義語は?
では、「機会」の主な類義語を
3つ紹介していきます。
①「好機(こうき)」
「好機」の意味は、
「行動を起こすのに丁度良い折」
「二度とないチャンス」です。
例えば、
「千載一遇の好機」「好機を逃す」
などの使い方があります。
また、
「好機逸すべからず」
(こうきいっすべからず)
と言う諺(ことわざ)があるのですが、
「良いチャンスは逃してはいけない。」
と言う意味です。
「本人に素質や努力があっても、
チャンスがなければ上手く行かない。」
と言うことでもあります。
②「時節(じせつ)」
「時節」には
「何かを行うのに丁度いい機会」の他に、
「季節」「時勢」などの意味もあります。
「時節」を「機会」の意味で使うとしたら、
「時節を待つ」とよく言うでしょう。
「季節」の意味では、
手紙文で
「肌寒く感じられる時節となりました。」
「時勢」の意味では、
「時節をわきまえる」
と言うふうに使います。
「時節」は「機会」よりも長いスパンで、
チャンスを感じさせる言葉です。
③「チャンス」
「機会」の代わりに使っている方も
多い類義語と言えば、
「チャンス(chance)」でしょう。
「チャンス」は「機会」を
英語にしたものですが、
日本語の中でも自然な形で使われています。
例えば、
「絶好のチャンス」とそのまま
置き換えて使うこともできます。
この例からも分かるように
「チャンス」の意味は、
「機会」とほぼ同じで
「何かを行うのに丁度良い時機」です。
ただ、
英語では「機会」だけでなく、
「可能性」「偶然」の意味で
使われることもあります。
また、
「チャンス」は「機会」と比較すると、
親しみやすい言葉で目上の人よりも
親しい相手に使うことの方が多いです。
どうでしたか?
「機会」という言葉は友人に対しても、
目上の人に対しても安心して使える言葉です。
この言葉の使い勝手が良い分、
類語の方がその時に応じた
判断が必要な言葉となっていましたね。
この記事の監修者

- 現役の国語教師です。形式的なWeb辞書のようなものではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえるサイトを目指します。
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