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今回紹介する敬語はラ行五段活用動詞の
「知っている」と言う言葉です。
連用形「知る」
接続助詞「て」
補助動詞「いる」
の組み合わせです。
今回はこの「知っている」の
敬語を見ていきたいと思います。
「知っている」の尊敬語は?
「知っている」の尊敬語は
①「ご存じ」
となります。
「ご存じ」の元は「存じる」でしたが、
それが連用形になり
「ご存じ」になったのです。
使い方として
「もうご存じかもしれませんが、
今日は終了したようです。」
のように使います。
この「ご存じ」の類語「承知」なども
よく敬語で使われる言葉ですね。
さらに、場合によっては
「○○のご経験はおありでしょうか」
「○○のニュースをご覧になりましたか」
などと言い換えられますので、
状況によって適切なものを選びましょう。
「知っている」の謙譲語は?
「知っている」の謙譲語は
「あなたを知っている」
「あなたの会社を知っている」
というようなシチュエーションで使います。
「知っている」の謙譲語は
②「存じ上げる」
③「存じる」
となります。
②「存じ上げる」は「存ずる」という動詞に
「上げる」を付け加えた言葉で、
「知る・思う」という意味があります。
使い方として
「以前から、存じ上げております。」
のようになります。
注意点として、「存じ上げる」は
質問したり疑問に思って聞くときは
使えませんので、その際は
「ご存知ですか?」を使いましょう。
③「存じる」は自分自身が
相手の状態を把握した時に使う言葉で、
「予定の変更について存じております。」
のように使います。
「存じる」の類語と言えば、
「分かる」がありますが敬語には不向きですね。
「知っている」の丁寧語は?
「知っている」の丁寧語は
④「知っています」
となります。
④「知っています」は丁寧語なので、
語尾は「です」「ます」になります。
使い方として
「私は彼女が引っ越したことを
以前から知っていました。」
のような感じになります。
どうでしたか?
「知っている」の類語として、
「心得る」があります。
これでしたら、敬語としても
おかしい言葉ではありませんので、
敬語で自分に合った言葉が無い時は
こういった類語も考えてみると
良いかもしれませんね。
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