行う

この記事は約 1 分で読めます。

行う」はワ行五段活用の動詞で

何か行動を起こすことを示します。

ことのは先生
ことのは先生
この「行う」の
「おこ」の語源は、
「起こる」が
変化したものです。
意味には
「物事が発生する」
があります。

「行う」自体に様々なニュアンスを

含みますが、今回はこの動詞の敬語について

紹介していきたいと思います。

「行う」の尊敬語は?

尊敬語

「行う」の尊敬語は

①「〇〇される」

②「〇〇なさる」

となります。

 

相手の行動について使いますが、

①の「〇〇される」は受け取り方を

間違われる可能性があります。

 

受け身である「〇〇れる」の言い方として

受け取られる場合もあるので

②の「〇〇なさる」を使った方が無難です。

 

使い方として

「社長が来週、そちらを訪問なさいます。」

となります。

「行う」の謙譲語は?

敬語

「行う」の謙譲語は

③「させていただく」

となります。

 

③の「させていただく」は自分自身を基準に、

自分は下の立場で相手を立てます。

 

「させていただく」は相手の許可を得て

初めて行動できる言葉となり、

「用件を、確認させていただきます。」

のようになります。

 

この「させていただく」の類義語に、

「させてもらう」「拝読する」

等もあります。

「行う」の丁寧語は?

敬語

「行う」の丁寧語は

④「行います」

となります。

 

丁寧語は語尾に「です、ます」がつく敬語です。

 

「行います」は動詞の連用形である

「行い」が基準となり、助動詞の「ます」が

つくことで、丁寧語になります。

 

使い方として

「明日、会議を行います。」

のように使います。

 

最後に「行う」は場合によっては

単に敬語にするよりも、

言い換えた方がよい場面もあります。

 

そんな「行う」の類語としては、以下のようなものがあります。

「する」「なす」「やる」

「営む」「施す」

「実践する」「実施する」「執り行う」

「執行する」「挙行する」「敢行する」

「決行する」「断行する」「実行する」

「履行する」「励行する」「施行する」

日本語には様々なニュアンスの

言葉がありますので、

自分が使う言葉を覚えておきましょう。

他の記事も見る

この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。