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「チェックバック」と言われて

聞いたことがある方は

少ないかもしれません。

 

様々な業界で使わている和製英語なので、

「それぞれでの意味を持つ」

ので、少し複雑かもしれません。

ことのは先生
ことのは先生
和製英語とは、
日本人が作った
「英語のような言葉」
のことを言います。

そこで今回は様々な業界から

出てきたこの言葉の意味の中でも、

「一般的な会社で使われるのはどれ?」

なども含め「チェックバック」の

意味について解説していきます。

「チェックバック」とは?英語や使用業界は?

「チェックバック」という言葉は

「check back」

と言う英語表記ができます。

 

意味もここから

取られているものもありますが、

冒頭で書いた通り「和製英語」です。

ことのは先生
ことのは先生
つまり、
日本人によって
考えられた
「英語に似ている言葉」
なので、海外で
通じるかは別ですから
注意して下さい。

例えば、和製英語で有名なのは

「リスケ」ですね。

こちらの言葉も気になる方は

別途こちらの記事を読んで下さいね。

そんな「チェックバック」が

使用されている業界は

・映像業界

・医療業界

・イラスト業界

・ファッション業界

・バスケットボール

など多種多様で、

それぞれの意味で使われています。

 

とは言え、基本的な意味では、

一般的な文書を作成したりする会社でも

上司から「これチェックバックして」

書類に「CB(チェックバックの略)」

と言ったことを一般的な会社で

独自でやられている方も多いようです。

バスケ用語「チェックバック」の意味は?

ディフェンスの際、

ボールを持っている選手の

「カットインに対して行うディフェンス」

のことを「チェックバック」と言います。

 

近くのディフェンスの選手が

そのカットインのヘルプに行くように

見せかけて相手を戸惑わせ、

同時にバックし自分のマークしている

選手へのパスカットを狙うことです。

 

フェイントを合わせて行うので、

初心者には難しいですが

日々のトレーニングにより

自然とやるディフェンスのようです。

映像業界「チェックバック」の意味は?

映像で出てくる翻訳画像に関係があります。

 

翻訳者はまず翻訳し依頼者に提出します。

 

その後ディレクターから

「直したり、意味を聞かれたりすること」

を「チェックバック」と言います。

 

翻訳者はこの「チェックバック」が

数回行われたり、

時間が迫ったこともあるようで

言われたくない言葉の一つになっています。

医療業界「チェックバック」の意味は?

◇医療業界「チェックバック」

医療業界では

「復唱をすること」

を「チェックバック」と呼んでいます。

 

例えば、

「明日から〇〇さん朝食出していいよ」

と言われ、受ける方が

「ハイ分かりました」

で終わるのではなく、

「〇〇さん明日から朝食出して

大丈夫ですね、わかりました」

という話です。

 

つまり、ミスをなくすため、

受けた指示に対し必ず復唱確認を行い、

メモを取ることを

「チェックバック」と呼んでいます。

イラスト業界「チェックバック」の意味は?

提出されたイラストに対し確認を行い、

「NG箇所があるよと言う指摘」

として使う言葉です。

 

やはり中身は修正箇所の説明や、

内容によってはざっくりと

ここら辺が気に入らないなど、

手直しが大変な事もあるようで

返されると嫌みたいですね。

ファッション業界「チェックバック」の意味は?

チェック

リバーシブルコートに

よく使われる素材です。

 

いわゆる両面仕上げてある服ですね。

 

その中でも

「裏が格子柄の素材」

を「チェックバック」と呼びます。

「チェックバック」の一般的に使われる意味はどれ?

では、最後に各業界用語ではなく、

通常使われる意味はどれかと言う点

も見ておきましょう。

 

もちろんその状況次第なので

「絶対にこの意味だ!」

とは言いきれませんすが、

基本的に最も使われる意味は

「映像業界」の

「直したり、意味を聞かれたりすること」

でしょう。

 

和製英語そのままの

チェック(確認)されて

バック(戻ってくる)する

と言う感じも、

最も伝わりやすい意味ですね。

まとめ
まとめ
◇各業界の意味
・バスケ
「ディフェンスの種類」
・映像
「直して返すこと」
・医療
「復唱すること」
・イラスト
「NG指摘のこと」
・ファッション
「素材の名前」
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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。