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「息災」という言葉は、
「無病息災」という四字熟語や手紙などで
見かけられる言葉です。
会話の中で使われると、
一瞬どういう言葉だったのか
戸惑ってしまう事もあるのではないでしょうか?
ここで一度、「息災」という言葉について
見直してみるのも良いと思います。
今回は、「息災」の意味、使い方
に合わせて由来などもまとめました。
「息災」の読み方、意味は?
「息災」は、「そくさい」と読みます。
意味は、
「病気もなく、元気な事」
「仏の力で災害や病気などの災いを防ぐ事」
などがあります。
「息災」の由来は?
元々は、仏教で使われていた仏教語で
「仏の力で、全ての災いを消し去る事」
を言いました。
そして、災いもなく無事でいる事から
「病気もなく、元気な事」
という意味で使われるようになりました。
「息」という漢字には
「止める」や「終わる」という意味があり、
「災」という漢字には
「人に不幸をもたらす出来事」
という意味があります。
そこから、
「人に不幸をもたらす出来事を止める」
という意味で、「息災」という言葉ができました。
「息災」の使い方、四字熟語は?
一般的な使い方は
「病気もなく、元気な事」の意味で使われて、
「両親ともに息災でいます」
と元気である事を知らせたり、
「息子の息災を祈る」
と元気でいる事を祈ったりする時に使われています。
ただ、やはり一番馴染みがあるのは
「無病息災」という四字熟語ではないでしょうか?
「無病息災」は無病も息災も
同じような意味である事から、
「病気もなく健康な事」を意味しています。
その為、神社や寺の御利益やお守りとして、
目にする事が多い言葉です。
もう一つ面白い四字熟語として、
「一病息災」という言葉があります。
これは、1つくらい病気を持っているほうが、
健康に気をつけて生活ができるので
長く元気でいられる。という意味があります。
一文字違いで似ている四字熟語ですが、
「無病息災」は努力するかしないか
に関わらず健康でいるのに対して、
「一病息災」は努力して健康でいる
と考えて良いと思います。
同じ「元気でいる事」を意味していても、
病気にならずに元気でいる言葉と、
病気は持っているけど
健康に気をつけているから元気でいる言葉
なので、使う時に注意しましょう。
「息災」の意味は、「病気もなく、元気な事」です。
口頭で使う事は少なく、手紙などの文章に
書く事の方が多いかもしれません。
だからこそ、しっかりと意味を理解して
正しく使えるようになりましょう。
この記事の監修者
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