故意

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今回は「故意(こい)」と言う言葉です。

ことのは先生
ことのは先生
「故」の意味は
・昔の出来事
・由緒
・心の気持ち
「意」の意味は
・込められた思い
となります。

この2つの漢字が組み合わさって

できた二字熟語ですが、

今回はこの意味から対義語を

解説していきたいと思います。

 

では、さっそく見ていきましょう。

「故意」の意味は?

意味

「故意」には、

「悪い結果が起きることを

理解したうえでその行動を選択する」

という意味があります。

 

例えば、「故意に彼女を傷つけた」

のように使う場合は、

彼女を傷つけるという結果を

理解したうえで行なっています。

 

知らず知らずに人を

傷つけてしまうことは

誰しも経験があると思いますが、

「故意」に人を傷つけることだけは

避けたいものですね。

「故意」の対義語は?

対義語

「故意」の対義語は

「過失(かしつ)」です。

 

こう聞くと、

「過失なんてほとんど使わないよ」

と思われた方もいるかもしれません。

 

その通りです。

元々「故意・過失」は法律用語として

用いられることが多いのです。

 

「過失」の意味は、

「思慮が足りずに、自分が

想定していなかった過ちを起こすこと」

という意味があります。

 

例えば、交通事故の現場を

想像するとわかりやすいと思います。

 

・赤信号を無視して、

歩行者を轢いてしまった場合は

「故意」による事故となります。

・青信号にもかかわらず、

歩行者が急に飛び出して

轢いてしまった場合は

「過失」による事故となります。

 

簡単にまとめると、

故意:わざと起こす結果

過失:不注意によって起きる結果

と言えるでしょう。

「故意」の対義語を言い換えると?

言い換え

では、「故意」の対義語「過失」の

言い換えを見ていきましょう。

①「過誤(かご)」

「過誤」は「過失」と

全く同じ意味になります。

 

「過失」が口頭語なのに対して、

「過誤」は文章語になります。

 

文章に使用するときは「過誤」

話すときは「過失」を用いるのが

正しい使い分けとなります。

 

②「悪事(あくじ)」

「悪事」と聞くと

「意図的に悪い行いを働く」

と考えられますが、

実は物事の結果しか指していません。

 

つまり、

「故意」であろうと「過失」であろうと

結果的に悪いことを行なれば、

それは「悪事」になってしまうのです。

「故意」の対義語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
故意の対義語
「過失」
過失の同義語
「過誤」
過失の類語
「悪事」

どうでしたか?

ちなみに、故意を英語では

「on purpose」

「intentional」

などと表現します。

 

「故意」と言う言葉一つから、

色々広げて知識を増やして下さいね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。