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「当事者」という言葉は

親しい人との間ではあまり使わなくても、

ニュースやサスペンスなどで

耳にすることが多いですね。

 

確かに深刻な話をしている時に、

「当事者」はしっくりきます。

 

今回はそんな「当事者」は

どういう意味か、対義語、類語

などをまとめました。

「当事者」の意味は?

「当事者」の読み方は

「とうじしゃ」と読み、意味は

・「当たる(該当する)」

・「事(物事や事件)」

・「者(人)」

のことを示します。

つまり、

「当事者」の簡単な意味は

「物事や事件に該当する人」

となります。

 

ただ、通常は「物事や事件に該当する」

とは言いませんから、

「物事や事件に関係している人」

と考えて良いでしょう。

 

また、

仕事や地域活動などの共同作業で、

「当事者意識」という言葉が

よく出てきます。

 

「当事者意識」は

「自分が当事者であると言う意識」

つまり、「自分が物事や事件に

直接関係していると言う意識」

のことです。

「当事者」の類語は?

「当事者」と同じ意味で

使用する言葉には、

「本人」「張本人」

「当人」「該当者」「当該者」

などがあります。

「本人」「当人」とまで

言うくらいですから、

「当事者」はただ

「物事や事件に関係している」

と言うだけでなく

「直接物事や事件に関係している」

ことになります。

「当事者」の対義語は?

「当事者」の対義語も類語と

同じようにたくさんあります。

 

まず「当事者」と

反対の言葉の意味は、

「当事者ではない人」

「物事や事件とは無関係の人」

です。

中でも「当事者」と同じくらい丁寧で、

すっきりした言葉と言えば

「第三者」でしょう。

 

「第三者」と言う言葉も

「当事者」と同じように、

ニュースやサスペンスでよく使われます。

 

それから、酷い言葉だと

「野次馬」「外野」

などの対義語があります。

 

「物事や事件とは無関係の人」

を単語にしたい場合には、

「野次馬」「外野」と言いたくなっても

「第三者」と言っておいた方が無難です。

 

言葉を使う側も「当事者意識」を持って、

できるだけ人を傷つけない言葉を

選んで使いましょう。

 

逆に、楽しい会話をしている時に、

「当事者」なんて言う言葉が

出てくると変な感じがしますしね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。