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「蠢く」は日常生活の中で
あまり使う言葉ではありませんが、
小説や文章中では
比較的良く使われる言葉です。
漢字自体もややこしい字ではありますが、
意味を知ってしまえば
決して難しい字ではありません。
むしろイメージがしやすく
分かりやすい漢字と言えるでしょう。
今回はそんな「蠢く」の
意味、類語についてまとめました。
「蠢く」の読み方は?
「蠢く」は「うごめく」と読みます。
「蠢く」という漢字は、
下に虫が二つ、上に春という漢字が
一つで構成されています。
これは春になると地面や地上に
芋虫や毛虫、うじなどが出てきて、
もぞもぞと活発に
動き出す様子を表しています。
では、その意味を見てみましょう。
「蠢く」の1つ目の意味は?
まずは、
分かりやすい意味から見てみます。
先程の漢字の成り立ちに近い意味です。
「蠢く」の1つ目の意味は
「虫がはうように絶えずもぞもぞ動く」
「生き物がもぞもぞと動くさま」
を指した言葉です。
元々は虫の動きから生まれた言葉ですが、
使い方は虫だけに留まりません。
人間の群体の動きの様を表す言葉として
「多数の人間が蠢いている」
などと使うこともできます。
人間、動物、植物、物体など、
何かしらの群体が
もぞもぞと動いている様子を
表す時にも使えるんですね。
「蠢く」の1つ目の意味の類語は?
似たような言い換え方としては
・蠢動(しゅんどう)
などとも表現できます。
しかし、より難しい使い方なので、
実際に使うのはあまりないでしょう。
「蠢く」の2つ目の意味は?
「蠢く」の2つ目の意味は
「暗躍する」
といった言葉も指します。
例えば、
「暗黒街に蠢く者たち」など
実際の動きを表している言葉では無く、
暗黒街の中で暗躍する人物や街の様子など
指して使われることができます。
「ざわざわと蠢く」など、
「蠢く」の前に状態を表す言葉を付けることで、
読む側に「どのように蠢いているか」
が別の認識になるんです。
「蠢く」の2つ目の意味の類語は?
この類語は少し危険な言葉が並びます。
・暗躍する
・裏工作する
・裏から手を回す
・根回しする
・水面下で動く
といった言葉で言い換えることができるでしょう。
「蠢く」の3つ目の意味は?
「蠢く」の3つ目の意味は
「外から見えないように行動する」
という言葉です。
1つ目と2つ目の意味を
足して割ったような意味ですね。
「蠢く」の3つ目の意味の類語は?
では、最後に紹介した意味の類語です。
・コソコソする
・こそこそ行動する
・密かに行動する
「蠢く」の類語一覧まとめ!
「蠢動」
「暗躍する」
「裏工作する」
「裏から手を回す」
「根回しする」
「水面下で動く」
「コソコソする」
「こそこそ行動する」
「密かに行動する」
どうでしたか?
「蠢く」のニュアンスとしては、
元が芋虫や毛虫、うじなどが
動く様を表した言葉であるため、
あまり良い意味で使われることはありませんね。
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