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「分水嶺」という

言葉を知っていますか?
 

あまり耳慣れない言葉で

知っている人も少ないと思いますが、

社会的に大きな出来事が起きそうな時に

見聞きする可能性がある言葉です。
 

では、

「分水嶺」という言葉の意味

について紹介していきましょう。
 

「分水嶺」の読み方と意味は?

「分水嶺」の読み方は、

「ぶんすいれい」

です。
 

「分水嶺」の意味は、

  • 降った雨水を異なった水系に分ける山稜
  • 物事がどうなるかの分かれ目

などがあります。
 

山に雨が降ると、

その稜線で水の流れが分かれ、

違う河川へ流れていく事になります。
 

その境界線となっている山稜の事を、

「分水嶺」と言います。
 

その意味から、

歴史や人がその後に

大きく動いていくような出来事や

その原因となった人物や作品を

指すようになり、

「物事がどうなるかの分かれ目」

という意味が派生しました。
 

「分水嶺」の使い方と例文

あまり使われる事がない言葉ですが、

「分かれ目」と考えると、

わかりやすいと思います。
 

例文としては、

  • 日本列島を、日本海側に流れる水系と
  • 太平洋側に流れる水系に分ける分水嶺を

    中央分水嶺と言います。

  • この会議は、今後の会社にとっての
  • 分水嶺となる重要な会議だ。

  • 関ヶ原の戦いは、
  • 徳川家康が天下を統一する分水嶺となった。

  • 私の人生の分水嶺とも言える
  • 出来事は、恩師との出会いである。

などがあります。
 

「分水嶺」の類語は?

「分水嶺」の類語は、

重要な方向転換をする時に使う

「転機」

物事が決まる場所や場面を意味する

「分かれ目」「分岐点」「岐路」

などがあります。
 

「分水嶺」の英語は?


 
「分水嶺」を英語で表わすと、

「watershed」

が当てはまります。
 

「watershed」は、

「分水嶺」のどちらの意味でも

使う事ができますが、

「降った雨水を異なった水系に分ける山稜」

を意味する場合であれば「divide」
 

「物事がどうなるかの分かれ目」

を意味する場合であれば

「turning point」

なども使う事ができます。
 

どうでしたか?

「分水嶺」を使う少ない機会に遭遇した時に、

すぐに意味が理解できるように

しっかりと覚えておきたいですね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。