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「喜び」は幸福な気持ちを指す

簡単な言葉ですが、

言い換えると実は難しい言葉が

たくさんあります。
 

喜びには色々な種類があります。
 

  • 嬉しかった「喜び」
  • 楽しかった「喜び」
  • 欲しいものが手に入る「喜び」

同じ喜びでも、それぞれ内容が違うと

実は適切な言葉が変わってきます。
 

今回はそんな「喜び」の

類語、同音異義語、言い換えの意味の違い

などをとめました。

「喜び」の意味は?


 
「喜び」の意味は、

  • よろこぶこと
  • うれしく思う心・気持ち
  • 満足な思い
  • めでたい事柄
  • よろこびごと
  • めでたくうれしい気持ち

などがあります。
 

また、

立ち向かう困難が大きければ大きいほど、

突破した時の「喜び」は大きくなります。
 

それとは別に、

恋人からデートに誘われた時に感じる

「喜び」といったものもあります。
 

主に肯定的な情動の時に

現れるのが喜びであり、

反対に否定的な情動の時に

現れるのが悲しみです。
 

「喜び」の類語は?

普段の生活で感じることが多い「喜び」
 

似たような場合に使える

類語を紹介していきます。
 

①「快楽(かいらく)」
 

 
官能的な欲望を満たすことによる

幸せや快い感情のこと。
 

使われ方としては

  • 「快楽を貪る」
  • 「快楽を求める」

などと使います。

 

②「愉悦(ゆえつ)」
 

 
心の底から楽しんで喜ぶことを言います。。
 

一般的に使われる内容としては

そこまで利用されていませんが、

どちらかと言うと

悪い人が喜んでいるのを表現する言葉です。

 
使い方としては

「彼を陥れることが愉悦だ」

「この勝利に愉悦する」

といった使い方をします。

 

③「満足(まんぞく)」
 

 
よく聞かれる会話であるように

心が満ち足りることを言います。
 

使い方としては

「とても美味しい物を食べて満足だ」

「あなたのおもてなしは十分満足しました」

と利用されます。

 

④「随喜(ずいき)」
 

 
これは宗教用語です。
 

他の良き行いを見てそれに従い、

喜びの心が発生すること、

ありがたみを感じて喜びを感じること

を言います。
 

使い方としては

「随喜して彼らを迎えよう」

と利用されます。

 

④「快味(かいみ)」
 

 
気持ちの良い感じや

心地よさのことを言います。
 

使い方としては

「彼の野望を砕くことに

快味を覚えてしまった」

と利用されます。

「喜び」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「快楽」
「愉悦」
「満足」
「随喜」
「快味」

「喜び」の同音異義語は?

①「歓び(よろこび)」
 

 
「歓び」は、

打ち解けてよろこぶ。

楽しみよろこぶ。

と言う意味があります。
 

(例)

誰もみな彼が戻って来たのを見て歓んだ。
 

主に、大声で叫んだり、騒いだりと

賑やかに歓ぶという様を表す時に使われます。

 

②「慶び(よろこび)」
 

 
「慶び」は主にお祝い時に

相手に伝える時に使われます。
 

(例)

ご結婚おめでとうございます。
 

新生活の門出を心よりお慶び申し上げます。
 

他人のめでたいことに対して、

うれしいと思う気持ちの時に

「慶び」という字が使われます。

 

③「悦び(よろこび)」
 

 
物事がうまくいき、喜び満足する。

 
といった時に使われます。
 

「悦に入る(えつにいる)」

という字があるように、主に楽しむ

といったニュアンスで

使われることが多いようです。
 

(例)

自分の運の良さを悦んだ。

また「悦」という字には、

宗教的な意味合いが含まれており

祈ることで心の中にあったしこりが分散され

それをよろこぶ様子を表しています。
 

つまり、

「祈ることで悩みが解決され、

気分がスッキリしてうれしい」

という感情から

「悦ぶ」という意味になったとされています。
 

「よろこぶ」という言葉一つで、

  • 「喜ぶ」
  • 「歓ぶ」
  • 「悦ぶ」
  • 「慶ぶ」

と言ったように沢山の使い方が

異なる言葉が存在します。
 

基本的に普段使う「よろこぶ」の漢字は

「喜ぶ」で問題ありません。
 

ですが特別な場合において、

別の漢字の「よろこぶ」

を使う場面が有ります。
 

その時にどの字を使うべきなのか、

間違った使い方を

しないよう注意しましょう。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。